« はじめに | トップページ | 北鎌倉の家ーチャイコフスキー くるみ割り人形 第2曲「行進曲」ーその2 »

2016年10月30日 (日)

北鎌倉の家ーチャイコフスキー くるみ割り人形 第2曲「行進曲」ー

_mg_6243

やはり、まずはこの作品でしょう。
2013年夏に「渡辺篤史の建もの探訪」で放映されました。
地方の建築家展でこの写真を見て、
「あ、これ知っています!」と
仰ってくださる方が多く、とても嬉しく思っています。
 
クライアントとは2008年に出会いました。
 
 
土地探しの時からお付き合いし、
住まいに対する希望やライフスタイル、
趣味や仕事の話など
たくさんの角度から対話をしました。
 
敷地が見つかりましたと連絡をいただいて
この北鎌倉の閑静な一角に立った時に
 
チャイコフスキーの
くるみ割り人形 第2曲「行進曲」
が身体中で響き渡ったのです。
 
1
ご主人がアントニオ・ガウディが好きで
和のものが好きな奥さまとの共存。
さらに、岡本太郎さんの鯉のぼりを飾ったり
岡本太郎記念館のように庭にアートをしつらえるのが希望。
 
アタマでのみ考えると、とても難しい。
頭の中だけでイメージする建築では
解答を出そうとしても出ないでしょう。
 
しかし、ここで
勢い良く「くるみ割り人形」が浮かんだ、
ということは具現化できるということだと
確信していました。
 
3次元だけでなく
次元を上げて5次元で
解決するのです。
波動つまり音を取り入れること。
 
おもちゃ箱をひっくり返したような
楽しさのある、あの曲を
北鎌倉という和の文化の中に
どうなじませるか?
 
素材と色、カタチ全てに
混沌と秩序を内包させ
この住まいのどの空間に佇んでも
「ふふふ」と
思わず笑みがこぼれるような
そんな「ユニークさ」のあるリズムと旋律を
どのように空間として表現しようかと。
 
 
まずはイントロダクション。
端切れ良く、高揚感があります。
 
 
住まいのイントロダクションである
正面玄関は
Photo
 
日本建築のシンボルとも言える入母屋(いりもや)屋根
基壇としているコンクリート打放しのテクスチャー
意匠の要である格子の木製建具
4
珪藻土の左官壁
アクセントは鍛冶屋職人が作った鉄のさび仕上げの表札。
Photo_2
 
そこに、意志のある白い藤が絡む。
 
丁度、イントロダクションの部分の
これから、「何が起こるのか?」と期待感高まる部分です。
それに加わっているどことない「あどけなさ」は、
白い藤というなめらかな花で
表現しています。
 
_mg_6218_2_2

|

« はじめに | トップページ | 北鎌倉の家ーチャイコフスキー くるみ割り人形 第2曲「行進曲」ーその2 »

住まい・インテリア」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/144436/64419294

この記事へのトラックバック一覧です: 北鎌倉の家ーチャイコフスキー くるみ割り人形 第2曲「行進曲」ー:

« はじめに | トップページ | 北鎌倉の家ーチャイコフスキー くるみ割り人形 第2曲「行進曲」ーその2 »