京都・奈良の旅2020

2020/07/01

京都・奈良の旅2020~龍安寺石庭

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京都2日目はこちら龍安寺石庭から。
前回の京都観光は朝早くから動くに限るという学びより
早めに行動開始です。
空気も澄んでいて人もまばらで誠に良い気分。

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龍安寺は石庭の謎ばかりが取り沙汰されているのだけど
私は山門から四季折々の顔をみせる木々に囲まれた庭園を歩き、方丈へ上り
石庭にたどり着くストーリー展開がなんとも見事なのだと感じています。
「美しさ」って一瞬のものよりも、こうして時間軸があるほうが断然いいと思います。
存在しているというストーリーに心の深い部分が動くのでしょうか。

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京都の枝垂れ桜は品がありでもたわわで妖艶です。
もう、美しすぎて、なかなか石庭までたどり着きません^^;
戦国武将であれば途中でとっくに斬られてるはず(笑)

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ところで、秋にはこのように色づきます。

この石庭を作ったのは山水河原者(さんすいかわらもの)の相阿弥(そうあみ)といわれています。
山水河原者とは鴨川の河原に住み、庭師を生業とするものをいいます。
井戸を掘っているうちに石に詳しくなって庭師になったといわれています。

この時代、戦国の世の最中でしたので、この世が平安で、
人の心が穏やかになるようにと願いが世の中に多くありました。
千利休のような茶人たちを始めとした多くの人々が非業の最期を迎えることに対しての慈しみを
祈りをこめて庭を作る僧侶が多く石は亡き人への想いのようなものであると。

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また、この石庭の大きな特徴はこの油土壁で囲われていることでしょうか。

通常、庭園は修学院離宮のように、遠景までを借景として作られるのですが、
龍安寺石庭は遠景がありません。この壁ですっぱりと結界が引いてあります。

私は、この囲まれた石庭があの世の世界であるというメタファー(隠喩)であるのかなと考えています。



この庭の前に佇んで、ぼーっとしていると
脳裏にふと

「空」(くう)

という言葉が浮かんできます。

ご一緒にぜひ、少しぼーっとしてみてくださいね↓



浮かんできましたか?

ここまで導くアプローチが長く美しく作られているのは、現世の色(=欲)を表しているのだと
私は履物を脱いで、方丈へ上がり、この庭と対峙した時に強く感じます。

いやはや、普段はどれだけ、欲にまみれているのか?と。
汚れている部分が明らかになります(汗)
そして、どこからか「虚しさ」のようなものが湧き上がってきます。
それは人間の悪行(過去生も含めて)を細胞で覚えているからだと感じています。



亡き先人たちのあの世での安寧をどれだけ案じていたのか。
その緊迫感が石の形や距離感などが、私にそう訴えかけてくるのです。

石が15個で作られている、とか何かに見えるとか、そういったことではない
人々が自分の正しさをぶつけ合い命を奪い合う虚しさや悲しみを超え
祈りや慈悲の心をこの世の形で表すとこのような世界観が生まれたのだろうと。

いずれにしても素晴らしいです。
正解はない、石庭がただあるのみ、です。
ぜひ、早朝に訪れてみてくださいね。

つづく

次は鹿苑寺(金閣寺)です~^^





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2020/06/25

京都・奈良の旅2020~嵐山天龍寺と竹林の小径

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最近、真面目で建築家っぽい記事ばかりだったので
自分の中でつまらないブログだなあ(汗)と思いまして
ちょっと息抜きして、楽しく書ける旅行記を書きます(笑)

今年の初春。まだ全く世の中が騒がしくない頃。
(今思うと、なんて自由があったのだろうか。ほんの数ヶ月前なのに)
京都と奈良へ行ってきました。
桜には少し早かったのだけど、今回も「日本の庭園巡り」を。

庭園オタクなのと、建築の勉強を兼ねて、京都・奈良には年に数回訪れるのだけど
嵐山には修学旅行以来訪れていなかったため訪問することに。
実に、30数年ぶり。それはもう変わりますよね。
以前はいい意味で寂しい風情があったように思うのですが、今や街がPOP。
インスタ映えっていうやつですかい。

まるで原宿のような喧騒を抜け天龍寺へ。

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枝垂れ桜で建物が覆われているようにたわわに咲いています。
庭園がとても美しく、日本建築はやはり庭園があってこそだなあ、と。
遠景の山並みが額縁となっていますね。

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で、やっぱりここでしょうか。
天龍寺の奥にある
竹林の小径
あまりにも人がたくさんで顔!顔!顔!となり全体像が撮れませんでした^^;
シーンと静まり、森の妖精の羽音しかしない、ようなイメージでしたが
まあ、こちらもPOPな雰囲気です。

でも、やはり美しかった…手作りの竹塀とのバランスが美しいのかな、と。
次回は早朝に訪れようと思います。

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嵐山の夕日。
POPな嵐山を逃れて、渡月橋反対側の人の少ない場所へ。
水面がとても美しい。
鵜(う)が水にもぐって魚を採っていました。

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そこで、歌川広重風の構図で撮ってみたりして^^
雨は降っていないし、車がいるけど(笑)

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この浮世絵大好きなんです。
雨を表現するの、とっても難しいのですが
橋を渡っている人たちの気持ちや感情が迫ってくるような
上部の雲も、まるで雨雲ですし、直線のピッチや少しの傾きや橋の構図など
雨音とか湿気とか、走る人の着物の湿り具合とか気忙しさまで感じられるのですよね。

ちょっとしたことなんだけど
なかなか出来ないのですよね。だから悩む。
だけど面白いのです^^

印象派時代の多くの画家を魅了した理由がわかります。
ゴッホも模写していますよね。

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黄色と群青色がゴッホカラーですが^^

そんなつらつらと浮世なことを考えながらPOPな嵐山を後にステイ先の京都駅方面へ。



つづく
次回は龍安寺・鹿苑寺(金閣寺)です。
思い返すと、龍と鹿づくしでした(笑)


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