2016/09/15

2016年は奈良の旅  〜Vol.6 ひきずるほど魅せられた「室生寺」

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ようやく暑さがやわらぎ、秋の気配がして参りました。

先週は諏訪方面へ出張しておりましたが、

信州ではコスモスが優しいピンク色を景色に添えていました。

本格的に秋が来る前に、奈良の旅のレポートを終えなくては^^;

 

さて、いよいよです。

  「室生寺」

今回の旅で一番印象に残り

帰ってからも数日間

その思い出に浸り

しばらく白洲正子さんの本に没頭してしまう始末^^

とにかく、素晴らしかったのです。

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室生寺は奈良駅より南東の宇陀市に位置します。

室生川にかかる橋を渡り、右手を見ると、

この仁王門があります。

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門をくぐると左手にはボン字池が。

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このお寺の美しさは、

シーンごとに切り取られた風景が

ポンっと 目に飛び込むように上手に配置されているところです。

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山の斜面という地形を巧みに活かし

とても心地よいスケールの中で

次々とすてきな風景を差し出してくれます。

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手水鉢で清め、階段を登ると

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左手には厨子入りの弥勒菩薩が安置してある弥勒堂があります。

茅葺き屋根。鎌倉時代の建築です。

そして、すぐ右には 金堂が。

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奈良時代の建築。

先ほどの弥勒堂とすぐに比較して見ることができるので

時代による違いが面白いです。

個々の意匠がシンプルなところが奈良時代の建築。

素直なデザインが信仰に対する純粋性を表しています。

さて、この脇の階段を登ると

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さらに90度に折れて階段があります。

登り切って振り返ると、金堂、弥勒堂の屋根伏せをみることができます。

寄せ棟(よせむね)や入母屋(いりもや)の屋根は、上方から俯瞰しても

とても美しいものです。

特に、刀の反りを彷彿させる屋根のそり具合はお見事です。

斜面の多い風土が

屋根を美しくデザインするという

日本文化を生み出したのだと感じられます。

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そして、少し歩くと 本堂があります。国宝。

鎌倉時代の建築の特徴である、和様と大仏様との折衷様式です。

軒裏の斗栱のむくりと屋根のそり、建物の大きさと

アプローチ、そして周囲のイロハモミジの緑との調和が

とてもバランスがよく、何よりもヒューマンスケールなのが

仏様の存在を近しいものにしているのだと感じました。

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丸柱に頭貫、肘木、斗栱、桁、垂木など、すべての構造材をあらわにし

その各所の納まりを慎重に見ていると、

頭の中で、 バロック音楽であるバッハのカノンが流れてきます。

単調な中に、とても高妙に計算されたリズムは

「輪廻」や「永遠」という想いが込められているからでしょう。

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さらに階段を上がります。

本当の屋根。入母屋の美しさを愛でることができます。

さすがは、国宝レベルです。

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すると、五重塔が。平安時代初期の建築。こちらも国宝。

屋外にある塔では最小の16.1メートルの高さ。

屋根は檜皮葺(ひはだぶき)ですから、さらに優しい印象に感じます。

 

室生寺は、女人高野。

高野山が女人禁制であったため、唯一女性を受け入れたお寺。

それが、建築にも表現されており、

建立に携わった修円の意図や力をかいまみることができますね。

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この先は奥の院となります。

次の予定があったため、先に行くことは断念してしまいましたが

ぜひ、四季を通じて室生寺を体験したいので、次回のお楽しみです。

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日本建築はランドスケープ、つまり庭を含めて作られています。

神は森羅万象であり、自然と共生すること。

ここから建築が生まれています。

だから日本庭園はその敷地内だけの意匠でなく

遠く遠くの景色まで含めて完成されているのです。

また、遠景からの景色も慎重に計算されて作られました。

 

今ではどの寺院も周りに高い建物が林立してしまい、

その美しさを遠くから愛でる事ができないのは残念です。

法隆寺や薬師寺などの塔が

自分の所在地を知る道しるべの役割をしていた時代は

さぞかし、素晴らしい景観をしていたのでしょう。

 

このように旅をしながら、目新しい建築だけでなく

古くからある日本の建築を観ることは

次に何かを生み出す時のエネルギーとして必要なものです。

 

クリアしなくてはいけない設計条件の壁に遭遇した時

ふと、あの時訪れた建築のあの部分に解決のヒントがあるのでは?

と思うことがしばしば。

そんな時は決まって、古き良きものに助けられるのです。

 

建築をこの目で観て

何かを感じて

自分の中で咀嚼し

新しい何かに表現する。

その連続の中に進化があるのでしょう。

 

未来の美しい街並は

我々が、今ここで何を作るかに

かかっているのかもしれません。

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2016/09/08

2016年は奈良の旅  〜Vol.5 風土から生まれた建築は美しすぎる

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女学校の修学旅行の時から

法隆寺と同じくらい印象に残っていた「唐招提寺」

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その金堂の美しさは当時「建築」という世界にいなかったにもかかわらず

何かガツンと後頭部を押されたようなインパクトを受けました。

南大門から金堂の距離感、両側の緑化など

プロローグから胸にガツンときます。

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8本の柱の径や感覚、エンタシスと柱頭、柱脚の納め方、

桁(けた)、斗栱(ときょう)、蟇股(かえるまた)

など 簡素なのだけど、妖艶でもあり、力強さもある

というように、バランスがとてもよいのです。
 

特に、軒の出寸法、高さ、垂木(たるき)の見付寸法やピッチなどが絶妙。

ゴシック建築のように神がかり的な何かを感じるのです。

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ではなぜ、こんなにも軒が深いのでしょうか。

日本は水にとても恵まれている国。

地球の中で、日本と同じ緯度にある陸地はほとんどが砂漠なのだとか。

そんな奇跡のような雲の流れによって

日本列島は天の恵みをいただいています。

 

しかし、時として多量の雨は人間の生命を脅かす力にもなります。

そこで、危険を回避し、良い面を活かすためには、

人間の知恵が必要です。

だからこそ先人たちは、軒を出し、建物や人を守り
排水経路を考えて、すぐに川や海に流れないように
ゆるやかな水の流れを作りました。
 
山で木を活かし田畑を耕し、建築することが
緩やかな自然の仕組みとなったのです。
 
今、私たちが自然だと思ってしまっている場所も
ほとんどが人間の手が加わることで生かされています。
ですから、人工のものが一切悪いということではないのです。

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それでできた軒下空間、

その「縁」はとても居心地よかったのでしょう。

軒裏の垂木が並ぶ連続性は、

単調であるが故の「安心」という感覚をもたらしますね。

住宅では「縁側」というものが好まれるようになりました。

 

和合を好み、あいまいなものを良しとする民族性により

家族や隣近所の人々とのコミュニケーションの場として

次第に定着していったのです。

 

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こちらは、デンマークの建築家、ヨルン・ウッツォンによる
日本建築のスケッチ

日本の建築は、基壇と屋根の建築だ

ということをとてもうまく捉えた絵です。

 

海にすぐ迫る山、傾斜の多い地形、雨が多い、

といったことから生まれた基壇と屋根。

風土から生まれたこの特徴が和様建築という建築形態を

進化させてきました。

 

「和をもって尊しと為す」

十七条憲法の第一条です^^

そう、建築は社会性が具現化したものに他ならないのですから。

 

風土から生まれた建築は美しすぎる。

それは人間の知恵の結集なのだからでしょう。

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2016/09/06

2016年は奈良の旅  〜Vol.4 感動は進化の始まりなのだ

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法隆寺の少し先に中宮寺があります。

こちらは菩薩半跏像(国宝)があることで知られています。

元はこれより当方500mのところにあったそうで

昭和43年に高松宮妃殿下により再建されました。

設計は吉田五十八氏。

妃殿下が強く耐震耐火を願われていたようでこのカタチなのだとか。

 

さて、法隆寺について追記しておきます。

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柱の真ん中が膨らみ、頂部が細くなっているのが解りますか?

(写真は夫の撮影したものを拝借^^)

これはエンタシスといって、下から柱を見上げるとまっすぐに見えて

安定感を覚えるためのものだと言われています。

 

ギリシャ建築、パルテノン神殿の柱も同じようになっています。

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ギリシャからシルクロードを経て伝わったのか?とも考えられていますが

私は人間の集合意識ではないか?と感じています。

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こちらは、琵琶湖近くの佐川美術館。

大きな意匠の軸となっているこの柱の微妙な絞り具合が

軒の深い屋根と柱の接点が小さいため、

屋根を軽やかに見せているのですね。

この軽さを感じた時、

やはりパルテノン神殿を思い出しました。

 

アテネ滞在時には、朝、昼、夕と3度見に行きました。 

どの太陽の角度、色でも美しく映えるプロポーションは

何か、カラダの奥底がグラグラと音をたてるように

大変 素晴らしいものでした。

 

このようにディテールまで細心の注意を払うことで

人々の心を動かすものとなるのです。

特に、柱や梁、といった違う要素のモノ同士を接合する接点を

美しくみせることがとても重要。

 

法隆寺の写真でも

柱と母屋(もや)の接合部が繊細で軽やかな意匠となっているのが

解りますね。

 

簡単に素早く、効率的に といった

費用対効果でモノを推し量るような価値観の世界で

未来に残るような質の高いモノづくりはできません。

 

長い時間を経ても人を感動させるものは

必ず、時間と作り手の想いが込められているものなのです。

徳のようなものが意匠となって具現化するのだと考えます。

 

素晴らしいモノにであった時に

心が動かされるのは

細部に込められた想いを

人は自然と感じ取っているからなのでしょう。

 

感動は進化の始まりなのです。

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2016/09/05

2016年は奈良の旅 〜Vol.3

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奈良に来たかった理由のひとつは、

法隆寺を今のこの目で見て、

どのように感じるかを確かめたかったから。

 

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南大門をくぐると西院伽藍へ続く道。

この低い左官壁を見たとたん、

女学校の修学旅行での記憶がよみがえりました。

当時、言葉に表現できなかった何か。

それを、30年後(わお!)の私は表現できるようになっていました。

1300歳の法隆寺にとってはたかが30年なのですが^^;

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塀のプロポーションがヒューマンスケールで優しく

男性的な意匠は

20年前に訪れたスペインのグラナダの風景と同じ感覚を受けます。

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飛鳥文化とグラナダの要塞が作られ始めた時代が

ほぼ同じというのも大変興味深いのです。

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ブッダのお墓である五重塔。美しいプロポーションをしています。

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回廊を一周することで、五重塔と金堂を全方角から拝むことができます。

少し西側が長いのは、美しい景色を眺めるため、だとか。

人間の美に対する羨望は太古からのものなのです。

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東宝聖霊院との間には緑があります。格子から垣間みる感じが素敵ですね。

奈良の建築は格子の意匠が独特。格子ばかりに目がいきます。

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僧侶が住む僧坊妻室。連続した建具が面白いですね。

簡素で大変洗練された意匠。究極の住まいと言えましょう。

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東院伽藍の夢殿。六角形の屋根の頂部が影で落ちていました。

夏の訪れにしかみられないコントラストの強さです。

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今回のもうひとつの目的はこれ。瓦寄付です。

自分で名前を書き入れます。

 

現在、西岡常一棟梁を後に、お付きの宮大工は存在しません。

建築は作って終わり、ではなく手入れをしなくてはいけません。

様々な工夫がされて、ようやく1300年という時の重さに耐えているのです。

 

例えば、垂木(たるき)という屋根を支える構造材などは

壊さずに新しい材に入れ替えるように工夫して作られるなど

すべてが13 00年前のままであるのではないのです。

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全ての生命体は「循環」という巧みなシステムの中で生かされています。

私たち自身のカラダも、細胞は毎日入れ替わっているでしょう?

変わらない、と思っているのは頭の中だけ。

瞬間、瞬間、変化しています。

呼吸をし、食べ物を食べ、睡眠をとり、エネルギーを作り、老廃物を出す。

宇宙全体と調和して生きているのです。

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建築も「循環」

そう、伊勢神宮が20年に一度遷宮するのは

この自然豊かな日本において

木と水と土の循環を考えた

すばらしい仕組みであるように。

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木造建築の素晴らしさ

それは 「循環」という生命の尊さにあるのです。

 

そう、私たちが法隆寺を見て感動するのは

このような奥深いそして広大な宇宙までが

体全体で感じられるからなのでしょう。

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2016/09/03

2016年は奈良の旅  〜Vol.1

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9月に入りました。夏も終わり。

いよいよ実りの秋が参りますね。

果物好きにはたまらない季節です^^

 

さて、恒例夏の旅。

愛知、岐阜で手がけていた3棟目が竣工を終え

午前中にお引き渡しだったので、その足で奈良へ。

 

高校の修学旅行、大学の建築史実習旅行のみで

個人的に旅をしたことがなく、

いつかゆっくりと訪れたいという願いが叶いました。

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まずはステイ先のホテルを目指します。

 

奈良の中心地に入り、信号待ちをしていると

「←なら100年会館」  と標識が。

「なら100年会館って磯崎さん(磯崎新氏)の設計だよね?行ってみる?」

ということになり

奈良で最初に訪れたのがこちらとなりました。

 

さて、劇場建築。

機能上、 巨大になってしまうプロセニアム・アーチの箱(舞台装置の箱)を

どうデザインするかがキモです。

特に、奈良という街は高層の建物がなく、スカイラインが低いので

目立たせたくないところ。

 

そこをすり鉢状、つまり欧州で見られる劇場の古典的形状をもって

幾何学的に、それも微妙なむくりで

昇華させているところがステキだなあと感じました。

これもメタボリズム。なのでしょうか。

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エントランス脇には

まるでゴッホの絵「夜のカフェテラス」が!

と、いいたいところですが

近づくと、ジュウジュウと音をさせた焼き肉のビヤホール。

会社の暑気払いをされているご様子の方が多くいらっしゃいました^^;

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エントランスホール

外壁がそのまま入り込んでいる意匠ですね。

 

さて、劇場建築は人がいてこそ完成されるもの だと考えているので

ホワイエなど

大勢の人の存在の中に佇んだ時に

どのように感じるか?  だと思います。

 

安藤忠雄氏が杉本博司氏とのとある対談で

公共美術館の建設費を削減し、

それを運営費にあてることを提案したが却下された

ということを 話されていました。

これには大きく共感しました。

私も独立前に公共建築に携わる身として

同じように感じていましたから。

 

箱をたくさん作っても、現実は死んでしまっている建物が多すぎます。

劇場、ホール、美術館など

 

日本において、これらの建築に何か距離を感じてしまうのは

ソフトの部分まで踏み込んだ設計をしていないことが原因でしょう。

 

公共の資産に息を吹き込み

活かしていくことが今後の課題といえますね^^

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2016/06/03

白山比咩神社で波動をまろやかにして夫婦円満なるか。

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雨の多い初夏。緑が活き活きしています。

 

さて、先々週よりほぼ愛知県、岐阜県に滞在しておりまして

途中1日オフがあり、白山比咩(くくり)神社 に行って参りました。

 

新緑が見事なのですよ、すばらしい表参道。

 

祀ってあるのは、菊理媛(くくりひめ)

菊理媛はイザナギとイザナミが喧嘩していた際

仲を取り持ったと古事記、日本書紀に書かれています。

(すみません、子供の頃からの愛読書が古事記ですの^^;)

 

http://www.shirayama.or.jp/hakusan/god.html

 

縁結びの神様ということで、この日も女性、多ございました。

 

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手水舎。龍神さまなんですね。

 

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かすかにしか伺えないのだけど、

手取川が見えます。

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「手取川」と言ってもピンと来る人は少ないのですが

「ほら、金沢のお酒のよ!」と言うと「嗚呼!」といわれるほど

お酒は有名ですのね。

本来は川の名前なんですよね〜^^;

 

 

長い長い参道を通って境内に入ります。

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しっとりとした静寂しか存在しません。

神社も様々な波動がありますが、

ここは、

優しく、慈悲深い母性のような

ハートではなく、子宮に響いてくる感じです。

しばらく言葉が出ませんでした。

 

良縁を望む方にもいいかもしれませんが

私はむしろ、夫婦円満を望む方に良し、と感じました。

女性の波動をまろやかにしてくれる

そんな波動の神社です。

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でね、なぜこの神社に行ったかというと、

一つは大好きな方から「祐子さんは行った方がいいよ!」と言われていたこと。

あら、まろやかになったかしらん^^;

 

それとですね、

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名古屋から金沢まで東海北陸自動車道が走っているのですが

この地図を見ますと分かりますでしょうか

龍が登っているように見えますか?

「この形が世界で縁起が良いと大人気で

外国人旅行客がバスツアーなどで多数訪れている」

と、 ある方から聞いたとき

はっとして。

 

この2、3年という短期間の間に、

金沢に始まり、岐阜、名古屋、恵那、飛騨高山などの

ご縁をたくさん頂き、

なぜ?この地域なのか?とすごく不思議だったのです。

それまでは名古屋以外は足を踏み入れたことがなかったですのに。

 

 

商売をやっているととても感じるのが

目には見えないけれど

「縁」というものが確かにある、ということ。

 

これは共感覚でみる波動レベルでいうと

すべてのものは波動であり

「波は共振共鳴する」

(↑物理で習いましたか?^^)

この原理。

この世は常にシンプルなのです。

複雑にしてしまっているのは、人間である私たちなんですの。

 

でね、なぜが中部地域にいると

自然や、ふれあう人々すべてに「懐かしさ」を感じるのです。

これが「縁」なんだなあって。

 

3月に行った台湾もそんな感じがするので

これからいろいろなことが展開するのだろうなあ^^

 

ということで、

懐かしい感じがした方は、

どうぞ  白山比咩神社へ!

ぜひ、伊勢神宮とセットでオススメです^^

間違いありません。

まろやかな波動です^^

 ■近々のセミナー、講演等のお知らせ ✨

6月12日(日)セミナー 

「働く女性の家事と育児をフォローする家」〜時間短縮はどこまでできるか〜@名古屋本山

http://aqua-marine.tea-nifty.com/arttada/2016/06/post-9d12.html

 

6月18日(土)セミナー 

「働く女性の家事と育児をフォローする家」〜時間短縮はどこまでできるか〜@名古屋東山公園

 

7月3日(日)トークセッション

「建築家との家づくりを経験した建て主さんの話を聞いてみよう」@多治見セラミックパークMINO

http://aqua-marine.tea-nifty.com/arttada/2016/06/post-2f00.html

 

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2016/01/25

日下部民芸館

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飛騨高山への出張は今回、雪を懸念して電車で向かいました。

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名古屋から特急電車で2時間半。

ということで、翌日の名古屋での打ち合わせに合わせ電車待ち。

その間、氷点下4度の雪が降る街を歩き

日下部民芸館を見てきました。

 

高山は徳川幕府直轄の天領になった後から町人の町となりました。

古い街並には、町屋造りの住宅が立ち並びます。

その中でも国指定の重要文化財になっている

「日下部家住宅」は見応えのある建築といえるでしょう。

 

古い街並みとは少し離れたところにあります。

2014年の夏に家族旅行で訪れた際には閉館時間に間に合わず

ずぅっと心残りであったため、吹雪いている中でも行ってみようと。

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この地域の町屋造りの特徴は、玄関を入ると土間が続くこと。

奥に行くと、いろりのある台所があらわれて、中庭にでます。

今でいう対面式のオープンキッチンのような^^

 

敷地の北側に建物を寄せて、南に広い庭をつくる という配置ではなく

中庭に張り付くように各部屋がサテライトしているようなプラン。

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南側からサンサンと降り注ぐ太陽を好むことなく

ゆるやかな光が降り注ぐ、落ち着いた空間を重視しています。

この妖艶な感じはまさに私好みでございます^^

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木の現し部分はベンガラに煤(すす)をまぜたものが塗ってあります。

ツヤのある良い色。

また、柱の面の取り方や鴨居と長押の納まりも美しいものでした。

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障子紙の貼り方も面白いですね。

ふふっと微笑んでしまう程度のさりげなさがよいのです。

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館内の調度品もたくさん拝見できます。

このお軸がステキでした。

きれいなブルー。

 

武家屋敷と違って、とてもおおらかな造りの町屋。

現代と違い、お金のかけかたも粋だった

*つまり文化にお金を投資するという価値観ということ。

江戸文化を感じるのもいいかもしれません^^

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2015/11/17

旅上手は暮らし上手

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季節のうつろいが美しいですね。

11月も出張続きです。

だんだんと旅名人となってきました^^

 

昨日の月曜日まで松本にいまして

市役所へ出向きましたら

駐車場の案内の方に

「観光ですか?」と。

 

松本市役所は松本城の隣にあります。

まあ、お天気の良い日に

夫婦(にしか見えない)で

市役所にはあまり行かないですものね^^;

 

旅をすると

普段を客観視できて良いですね。

いろいろな気づきがもたらされます。

 

本日発行のメルマガをこちらでもご紹介します。

メルマガでは、普段の暮らしの中で

ちょっとした気づきを

感じてもらうためのエッセンスをお届けしています。

 

建築家・多田祐子の美的暮らし塾

『環境を味方にしてライフステージを上げるマル秘!伝』

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建築家・多田祐子の美的暮らし塾

『環境を味方にしてライフステージを上げるマル秘!伝』

          2015年11月17日 第48号

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枯れ葉がハラハラと舞う季節。

そろそろ冬支度ですね。

こんにちは。

7年先のライフスタイルをカタチにする

建築家・講演家の多田祐子です。

本日もよろしくお付き合いくださいませ。

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■本日のマル秘!伝■

旅上手は暮らし上手

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先週末は松本へ出張でした。

確認申請の手続きに備え

役所巡りも兼ねて昨日まで。

 

秋も深まり、金色のじゅうたんが

そこかしこ。

少なくとも月に3度ほど

旅をするようになって

一年が過ぎました。

 

以前は出張前に荷物をまとめるのが

とても苦痛な性分だったのですが

人間、成長するものです。

 

今ではほんの5分ほどで完了!

 

いつも車での移動ですが

打ち合わせで使う図面や資料などもあるため

大荷物になります。

 

ですから、プライベートな持ち物は

少ないにこしたことはありません。

 

最初のころは、

あれやこれやと「何かのときのために」

準備していました。

 

しかし、旅を重ねるにつれ

「何かのとき」はない

ということを悟り

 

今では本当に持ち物は軽く

シンプルになりました。

 

といっても女性であるため

夫のように変えの下着とシャツのみ

とはいきませんが(笑)

 

さて、では

どのようにコンパクトにするか?

というと

ポイントは2つです。

 

一つ目は

絶対にこれでなくてはいけない!

というモノ以外は

「兼用できるモノ」にするのです。

 

例えば、クレンジング。

これを

良質なオイルを小さなボトルで準備する。

 

これで、ボディオイルもヘアオイルも

この日はすべて兼ねてしまうのです。

 

また、服装も寒かったらと思うと

不安になり、ついつい

枚数を増やしたくなりますね。

 

はい、これを使い捨てカイロでまかないます。

 

実はこれ

寒い日の現場監理対策用に思いついたワザ^^

 

冬の現場は半端なく寒い!

室内での打ち合わせに行っていても

突然、外で作業したりしなくてはならないことも

多くあります。

 

そんな時にぱっと出してぴたっと貼る。

 

今の時期から

使い捨てカイロは

いつもバックに忍ばせています。

 

2つ目は

普段からシンプルに生活しておくこと。

 

つまり断捨離と整理整頓^^

 

例えば

アクセサリー類。

ピアスとネックレスの組み合わせで

袋にしまっておく。

 

そうすれば、

お洋服に合わせて

袋ごとバックに入れるだけ^^

 

シンプルな旅を心がけていると

知らず知らずのうちに

普段の暮らしの中で

自ら複雑にしてしまっている習慣が

明らかにみえてきます。

 

究極に必要なものって

案外少ないんだなと

感じますよ!

 

以前より

旅上手な人は

軽やかでステキだな

と思っていました。

 

私も

だんだん近づいてきたかな?と。

今週は本と洋服の整理をします。

 

旅上手は暮らし上手

 

荷物が軽いというのは

ピン!と何かを思いついた時に

さっと行動できる。

 

生きるとは自らの思いを行動すること

 

だとしたら

やはり荷物は軽いほうが

いいですよね~^^

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ご感想をいただけると嬉しいです。

*このまま返信いただいても届きます^^

  →info@arttada.com

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■今週の気づき

 facebookにはアップしましたが

 松本に向かう車窓からの景色が

 とても幻想的でした。

 私の共感覚は

 景色に音楽が伴うのですが

 この時は

 お神楽で流れるお囃子(おはやし)

 が聞こえてきたのです!

 お囃子が流れるなんて初めてで

 ふわぁっと身体が浮いている感じ。

 日本中から祈りの波動が

 上がっているのを

 感じました。

 日本って本当に素晴らしい国だなと

 改めて感謝の念と共に

 涙があふれて参りました。

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2015/08/11

1300年の歴史を想う

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暑さが続きますね。

少し涼しい夏の小休止のような土日に名古屋出張でした。

いつもは、早朝から夜中まで食事もゆっくりととる暇もなく

打ち合わせでぎっしりなのですが、今回は少しだけ時間が

あったので、「そうだ、長良川の鵜飼に行こう」と。

 

思いついたのが3日前ほどで、宿や船の予約がとれないかなと

半ばあきらめモードでしたが、なぜか岐阜市内のお気に入りの宿が

一室だけ空いていたり、船についてはホテルの方がサクサクと予約を

とってくださって、なんだかんだと全てのことがスムーズに進み

2年越しの願いであった鵜飼を見ることができました。

 

打ち合わせが終わった夕方、宿に向かう前に船の上でいただく

お弁当と飲み物(迷わずビール^^)をスーパーで調達し

ホテルからの送迎で鵜飼乗り場へ。

そう、船には持ち込み可能で、お手洗い完備。

 

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夏休みに入っている方も多かったのでしょうか。

どこにこんな人がいたのか!?と思うほど、にぎわっていました。

案内されたのは、乗り合いのもので、40名くらい乗れます。

満席の状態で出航するので、だらだらと座っていると

「前から詰めてね〜」としかられます。

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40人揃うまで待ちまして、その間にぼそりぼそりと船頭さんから

注意事項のお話があります。対岸には岐阜都ホテルと

安藤忠雄氏設計の長良川国際会議場が見えます。

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ようやく出航。

長良川にそよぐ風が心地よく、疲れた身体にアルコールもまわって

いい気持ちです。

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だんだんと日が落ちてきて、金華山頂上にある岐阜城の明かりが

浮かびます。

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川下のほうで全ての船が揃うまで、待ちます。

女性が数人、長良川演歌などで踊っている船があり、

時間まで楽しみます。かなり昭和な雰囲気です。

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乗船して30分ほどして、花火が上がりました。

鵜飼開始の合図です。

ここで一斉に川岸にある旅館の照明も落とされます。

鵜飼は暗いことが大切な様子で、川の両側を走る県道にも

川に光が落ちる照明がないそうです。

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鵜飼をしている舟に近づきます。

この鵜匠と呼ばれる人は長良川では6名しかおられません。

30歳から80歳まで。世襲でしかも男性のみの継承だそうです。

正式には「宮内庁式部職鵜匠」

なので、舟は6隻。期間中毎日だそうです。大変ですね。

かけ声とともに、鵜がバタバタと働いています。

3人の人が一隻に乗っています。

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鵜匠、とも乗りという船を漕ぐ人、中乗りである鵜匠の助手。

この3人が息をひとつにして13メートルある鵜舟にて

川上から川下へ下ります。

最後に総がらみといって6隻が並んで川をくだり

鮎を追いやって漁をし、終了。

 

終わってみて、どうも自分の中にある気持ちがうまく

言葉で出てこなかったのですが

下船してホテルに向かう車の運転手さんと話しをしていると

「幽玄」な感じでいいですよね。と。

 

嗚呼!そうだまさに「幽玄」だ!

なんだか、懐かしい感じがするのだけど

遠い遠い昔なので思い出せない

でも、細胞が覚えて震えている、という

なんとも不思議な身体感覚。

 

この感覚、以前参加したお茶会のお席でも感じたもの。

お濃茶のお手前。お茶室は真っ暗。

光は主人の手元を照らす、薄明かりのみが光なのです。

闇の中にしか存在しない美しさとでもいいましょうか。

 

日本古来の「美しさ」

日本人が真から美しいと感じる美しさとは

この「幽玄」にあるのかもしれません。

であるならば、

鵜飼は大切に残していかなくてはいけない文化といえましょう。

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2015/02/16

ギャルリ ももぐさ を訪れて

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再び、岐阜県を訪れました。

今回は午前中からの打ち合わせのため、多治見に前泊することに。

もう10年越しでしょうか。機会があったらぜひ訪れてみたいなと思っていたところ

「ギャルリ ももぐさ」

http://www.momogusa.jp

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安藤雅信さんの器をこの手で味わってみたい。とずっと思い焦がれていました。

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私は実際に自分の五感+第六感で体験した経験のみを「知」としています。

テレビやウェブで見たものは目に写っただけのもので

決して「知っている」ことにはしません。

共感覚という特殊な能力でかなり鮮明に本質を見極めるようにしていますから

その違いが明らかに分かってしまうのかもしれませんが^^;

だから、仕事で共にいる夫はこの放浪癖につき合わされて大変かも^^

しかし、私の次の作品や講演の題材として大切なことですの。

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さて、併設されているカフェにて、実際にお茶がいただけます。

そうそう、このカタチ。厚みや色、ステキだなあと思っていたのです。

実際に、手触り、唇に触れた感じも優しくて想像どおり。

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私はミルクティーにしました。右側にあるハチミツがこれまたとびきり美味しくて^^

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作品に触れて

自然と共生する、というよりも

万物と寄り添って生きている。

そして、何よりも多く求めず

潔く生きる。

そんな感じを受けました。

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岐阜県は職人気質の高い地域だと感じています。

お料理にしてもスイーツにしてもモノにしても

そしてお仕事をご一緒させていただいている方にしても

何か作る人の思想のようなものを感じるのです。

このような素晴らしい地域にいくつかのご縁をいただき

これから自分自身もお客様と一緒に

「住まい」という作品を作ることができることに

あらためて感謝して。

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心が静かになる、お寺のような場でした。

また行きたいなあ^^

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