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2021/03/13

自分の頭脳に命をかける、それが生き切るということだ。

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今日は朝から激しい雨が降っています。
雷の中、朝イチでオンラインでの打ち合わせ。
NPO法人のロゴの方向性が決まりました。
新月の嵐の中で出来るとは、なんだか劇的な誕生です。

さて、私の頭の中には「芸術とは?」「建築とは?」「デザインとは?」という問いが
24時間、365日あり、常に考えている状態なのですが、
先日、私のモノづくりのこだわりは何だろう?という問いに答えがでてきたのです。

それは、「知性がある」ことは絶対的な条件だと。
つまり、作った目的や意図がはっきりとしている、ということです。
また、私の好きな作家さんも皆、それがはっきりしています。

では、「知性」とは何でしょうか?
それは、「自分の頭で、死ぬ最後まで考え尽くす」ということだと思っています。
知識の量や学校の優劣ではありません。

さて、今年の初めに、どうしても太陽の塔を見たくなり、行ってきました!
岡本太郎さんは大好きな芸術家で、彼から学ぶものはすべて学びたいと、
日本にある彼の作品はほぼこの目で観ました。
太陽の塔だけは、名神高速の通過中に見上げたことしかなくて^^;

ところで、この太陽の塔、現在、中に入ることができるようになったのはご存知ですか?

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エントランスは、スロープになっていて地下から入ります。
中はぜひ入ってからのお愉しみ。
ということでネタバレしないように写真は載せません。
TAROワールドが満開ですよ。

私の場合、腕のようなところはどのように構造的にもたせているのかに大変興味がありました。
中に入ってその部分に到達した時、度肝を抜いたのですが、
この腕の先端までエスカレーター据え付けられていて、外に出られるようになっていたのですね。
あ、バラしてしまった^^;
50年前の日本は、なんだか希望にみちみち溢れていたのだなぁと思いませんか?

そして、彼のすべての作品の命題は「意外性」だと私は認識しています。
そう、それをここでもやりきっていた!
エスカレーターですよ。腕に。それも50年前に。

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さらに、3つの顔は、過去、現在、未来を表しています。
彼は日本文化においては、縄文時代の研究をしており、非常に博学な人でもあります。
たくさん本も出していますよね。
日本庭園についてや人生論もあります。
とても面白いですよ^^

そのすべての思考がこの作品には練り込まれているのを感じることができます。
つまり、彼の費やしてきた時間と思考の全てをこの作品にあらわしていると言える。
そう言えば、なんとなく、この佇まい、埴輪(はにわ)を彷彿しませんか?

「芸術は爆発だ!」という言葉が独り歩きしてしまい、
氏の作品の本質が語られないのは残念なのですが
こうして大阪の街に飄々として趣で、鎮座しているのを見ることができた時は感無量でした。

岡本太郎、ピカソ、ゴッホ、ガウディ然り
「知性」のある作品は、表現がどのような手法であれ
古くなることなく、存在するかぎり、
作者が亡くなってもその作品そのものが考え続ける。

作品は、作家の手から離れると、
個としての意志を持ち、生き続ける。
それが、鑑賞者にインパクトを与え
「深く考え続ける」よう訴えかける。

それが芸術なのだ、と。
芸術とは生きることそのものなのだと。

その現象を目の当たりにした今年の年初。
私もそんな作品を作りたい、これからも作り続けたい。
命ある限り。








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