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2021/02/15

ローコストの本当の意味、知っていますか?

5-1 

立春を過ぎ、清らかな気分になるかと思いきや
緊急事態宣言の延長で、な~んとなく気分が真冬のまま…のような^^;

でもね、道端に水仙の花がしゃんと咲いていたりすると
嗚呼、もう春が来るのね、と、勇気をもらったり。
そして私はいつもと変わらず、モーレツに仕事しています^^;


さて、最近ではインターネットを通して多くのご質問をいただきます。
その中で、とても多い質問のカテゴリー。
それはズバリ
「ローコスト」

このローコスト、とても響きが良いのか、どこかがうまく使っているのか
本来の意味合いと違う、勝手な独り歩きをしているように感じています。

ローコストの本来使われていた意味合いは、
「条件を整理し、優先順位を明確にして、無理無駄のないデザインに仕上げる」
という意味だと思うのです。

それが最近では、単純に、
「自分たちの要望するものを安く作ってくれればそれでよい」
となっているように感じます^^;
この場合、ローコストとは言わないと思うのです。
また、深く突き詰めては、それはデザインとも言わないでしょう。

さて、Pros and Cons(プロコン)分析という方法があります。
これは、物事を進めるにあたって、メリット・デメリットをだして
優先すること、やめることを決めて物事を進めていく方法です。
「比較表」と言えばわかりやすいでしょうか。

前職、の組織設計事務所の企画をおこなっていた頃、
この「比較表」を必ず作ってから、クライアントへプレゼンしていました。
もう、これまでいくつの比較表を作ってきたでしょうか。

建築をこの世に具現化させる最初のおこないが「設計」です。
ものを作るにあたっては、いくつもの要素について整理し
優先順位を決めてかなくてはなりません。
先に言う「比較表」を何十枚も作っているようなものです。

私が「デザインは引き算である」と言っているのも
この作業のことを言っているのです。

すぐれた美しい建築は、このプロコン作業の引き際をどこにするかで
決まるといっても過言ではないのです。

私にとって
本来の意味でいう「ローコスト住宅」を作るのは楽しいですし、大好きな仕事です。

そう、この辻堂東海岸の家やKATADA Lodge&Villa のような…

Katada3

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