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2017/05/24

木には2つの「いのち」がある。

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爽やかな青空が続いています。

いよいよ今週末は松本梓川の家の完成見学会です。

名古屋からお見えになる方もいらっしゃるとのこと、有り難いです。

先週、役所の完了検査も合格しました。いよいよです。

 

これからは、山から切り出した木の「2つめのいのち」が始まります。

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木のいのち。

その 一つは、

大地に根付いて、自然の一部として生命を全うすること。

根を張ることで、地盤を固めていたり、雨水を吸収したり

光合成を行って空気を浄化したり。

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そしてもうひとつは、

建材や家具などの材料となって使われること。

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それは、人間の智慧があるからこそ活かされるのです。

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完了検査を終えた日は、その足で安房トンネルを抜け
飛騨高山〜郡上八幡へ向かいました。
国道158号線では、目の前に原木を運んでいるトラックがいました。
木曽ひのきかなあ〜。この木も第二の人生がはじまるんだなあ、と。

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さて、話は変わりまして
昨年の12月から本格的に絵の勉強をはじめました。
今は森を描いています。
出張経路の山の中。
観察することが盛りだくさんで
「退屈なこと」がまるでありません。

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今まで、
「建築家よりも画家になったほうが良い」や
「小料理屋やったら繁盛するよ」や
「珈琲専門店を出して欲しい」など
建築家以外の職業を勧められることが多かったワタクシ。
 
しかし、何てことでしょう!
一度も建築家を勧められたことはなく(笑)
今、それを生業としています^^;
 

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建築の世界と絵の世界は真逆といって良い程、
その役割が違います。
絵が上手だからといって建築家にはなれないし
建築家だから絵が描けるわけではないのだと改めて。
 
建築には必ず、機能、予算、法規、環境、施主の嗜好など
多種多様な「条件」があります。
 
端から見ると、
めちゃくちゃカッコ良さげに
のびのびと設計しているように見えるそうですね。
 
実際、頭の中は…
条件でガチガチに縛られて
もがき苦しんでいるのです 。
 
そこを
なんとかして秩序をつけ、
かつ
自分が自由にできるスキマのようなものを見つけだして
デザインしていくといった感じでしょうか。
左脳を使うことが多いかなあ。
 
だから、うまくまとまった時は
難しい数学の問題が解けたときの爽快感に似た
至福の喜びが訪れます。
 
さらに、お施主さんが喜んでくださると
鼻の穴が膨らむほど嬉しくなります。
感謝の気持ちでいっぱいになり
有り難く、幸せな気持ちになります。
 
だから、どんなに苦しくても
建築家は辞められません^^
 
反対に、絵は、まるで自由!
可能性が無限なのです。
一筆ひとふでが自由。
 
描くか描かないか?
描くのであれば、
何色で線はどのような線で
どう見せたいのか?
 
自分の中にある表現したいものを
可能な限り、技術を駆使し
キャンバスに描いていく。
 
絵は、ありのまま。
ストレートです。
 
だから、ある意味
自分との戦いであり
描くことって、じつは
自分のためだけのものなんだなあ、と。
 
がんじがらめの世界にいる私にとっては
桃源郷のような世界^^
 
そんな相反する2つの世界を味わっている
よくばりな人生。
 
 
5月27日、28日は松本では
いろいろな作家さんのクラフトフェアが開催されています。
作り手の思いのストーリーを味わいにいらっしゃいませんか?
 
どうぞ、梓川の家の完成見学会にもいらしてくださいね。

Photo

 

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