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2016/12/17

女性が輝く空間を作っています!

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冬の柔らかな青い空は、なぜか子供の頃に思い描いていた空の色。

理想的な空の色なのでしょうか。

さて、先日は半日かけて都内のショールームにて打ち合わせでした。

エステサロン ocean のリノベーションプロジェクトです。

写真は今年の春に設計契約を結んだ時、オーナーの比留川さんと一緒に。

丁度昨年の今頃、「きぃちゃん家」の和室の写真をFacebookに上げたところ、「すてきですね!」とコメントをいただきました。その際「この空間は、アマテラスオオミカミが天岩戸に隠れている際にアメノウズメが踊っているような空間をイメージして作りました!」とお返事しました。

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このやりとりがきっかけとなってオーナーの中にあったスイッチがON! になったそうです。

実は、アメノウズメについてはきぃちゃんにはお話しておりません。私の中だけにある共感覚でのコンセプトとにとどめておいたのです。しかし、オセアンのオーナーとはとある講座の集まりで知り合い、その会合の際に「古事記」や「縄文文化」の話などでかなり盛り上がったのを思い出したので、お話してもわかってくださるかしら、と思いお話しました。

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あれから約1年、彼女の経験してきたことや、現在のサロンの様子、そして未来の構想をうかがったり、実際に施術を受けたりしながら、じっくりとカタチを作り上げてきました。 

お食事をしたり、本を共有したり、そして彼女の作り上げてきたサービスを 受ける。サロンの設計はお客様の動線、さらにはその際に発生する感情の動きも大切になります。

こうしてソフト面を共有し、1年間をかけて仕上げてきました。仕事、子育てなど、がんばってきた女性のお力になれることがとても嬉しいので、「天岩戸のお話で」信頼してくださって、ご依頼いただき本当に有り難いなあと。

見えないものを見える化する。思考を現実化させるために細部までもイメージすることが大切です。イメージできないものは、カタチとして生まれないからです。

そのために、まず一番にやることは、「話すこと」でしょう。人に話すことで自分の思考の整理をします。話しをすると、たくさんの気づきが訪れます。それを、共有し、育てていく。私の場合、相手の仕草や表情、声のトーンを聞いていると、その人が持つ固有の振動数を音楽としてキャッチするために、対面での面談はとても大切な時間です。

設計の面白さはクライアントと二人三脚しながら成長していくこと。さらにはたくさんの可能性から最高のものを作り上げていく喜びを分かち合うところにあります。

oceanのオーナー 比留川さんの音楽は、シューベルトのアヴェ・マリアです。どのような空間になるか、お楽しみに。

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2016/12/14

みんなと違うところを見つけることが芸術なんだ

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12月3日名古屋のcafe miel.にて

「音楽と美術とワインの夕べ」を行いました。

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まずは、鷲見さんの演奏から。

「カール・ヘンツェ ノクターン変ホ長調」

鷲見さんの繊細な感性により興じられる11弦ギターの柔らかな音色がお店いっぱいに柔らかく響き渡ります。

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その後、ゴシック、ルネサンス、バロック、ロココまでの芸術の流れをお話しました。

といいましても、芸術そのものに「定義」というものはない、と考えております。しかし、何でもアリ、というわけではないのですね。

では、何を大切にしているかと言いますと

「本物に触れ、感動すること」

だと伝えています。本物とニセモノの区別は、少しの知識と経験値で見分けられるようになります。そして、最終的には「品」があるかないか?で見分けます 。

人に例えるとわかりやすいですね。「品」のある人は知性と経験が豊かです。そして、それは「感性」で養われる。だから、芸術に触れている人はどこか深い魅力を兼ね備えた人が多いでしょう?

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芸術の中では○×ではなく「個性」を尊重します。だから私の主催するイベントでは「個性」を尊重する人たちばかりが集まってきます。皆で違うところを、面白がるのです。楽しそうでしょう?

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でも、違うって、恐怖を感じますよね。
「これでいいの?」とか「私って変?」とか。
そこで、知識が必要になるのです。
 

様式美(芸術の歴史)を知ると、今ある常識は未来の非常識である、というのがよくわかります。表面上のすべてのものは絶えず変化しています。しかし、その中で変わらないものがあるのだ、ということが見えてきます。それが本質。そう、本物です。「芸術は感性で見るものだから知識はいらない」という考え方もありますが、私は違うと思っています。知識はたくさんはいりませんが、必要なもの。それは自信を与えてくれるからです。

この日も

「今までは芸術とは無縁の生活だったけど、心がとても満たされました」や

「つまらなかったらサッサと帰ろうと思っていたのですが、最後まで聞きたくなるくらい良いお話でした」 

など、終了後にわざわざ私くしのところまで来て伝えてくださる方がいらっしゃいました。

現代社会では何かと「他人の目」ばかりを気にして生きています。しかし、本当にそれでは「人」としてこの地球に生まれてきた役割は果たせません。はたまた、「自分探し」と称してどこかに出かけても、「個性のある自分」の扱い方を知らないと、失敗してしまいます。「これでいいのだろうか?」と、どうどう巡りなのです。確かでない(金儲け主義の)占いやスピリチャル、もしくは自己啓発系の餌食となってしまっている方も多くいらっしゃいます。

 

私くしは、「芸術に触れる」ことが「新しい自分を発見すること」につながると信じています。

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次回は桜の咲く頃を予定しています。

みなさまと多くの感動を共有できますことを楽しみにしております。

 

と、また、ここで、新しい告知を!

来年春から、この芸術で自己発見していく講座を湘南のある場所で始めます^^

年明けにリリースいたしますので、お楽しみに!

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この王冠、似合いますでしょう?

この日は偶然にも誕生日でした。打ち上げをしたお店、姉妹店のtorentottoでもお祝いをしていただきました。満席だった他のお客さまも皆、ハッピーバースデーの歌をうたってくださいました。満面の笑みです^^;

思い出深い、キックオフとなり感無量です。

本当に、みなさま、ありがとうございました。

では、春に!

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2016/12/13

人は本質的な美しさに惹かれるのです。 

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いよいよ12月も中盤に差し掛かり、来年のこともイメージができるようになって参りました。

私も、今年の締めくくりと来年に向けての打ち合わせが目白押し。これから28日までノンストップです^^

さて、先週現場監理に訪れました「梓川の家」基礎が出来上がりました。

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水道屋さんが雨水、下水の配管工事を行っています。

これから背にしている山から切り出した木で作ります。

基礎上に土台を敷き、いよいよ24日のクリスマスイブには上棟します。

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この基礎の膨らみは、大きな柱のため。

一尺(30cm)のけやきが鎮座する予定。お楽しみに。

けやきは反りや曲がりが激しい材のため、構造材にはしておりません。

このように適材適所で樹種を選定します。

縦方向の力に強いもの、たわみに強いもの、虫を寄せ付けないもの

いろいろでしょう?

あら?このように書くと、人のことを言っているみたいですね^^

 

森などの生態系はたくさんの種類の動植物で成り立っています。

お互いに共生共存することで、バランスを保っているのです。

1種類のものに偏らないと、いくつかのメリットがありますね。

 

イメージでは、構造材で森を作るようにカタチを作っていくのです。

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自然の美しさには叶いませんが、できるだけ素晴らしい調和が生まれるように考えるのです。私は、この時に共感覚を使います。

使っているという言葉は正確には適さないかもしれません。なぜなら、モノを見ているときに「私今、これを見ている」な〜んて、いちいち考えませんでしょう?私にはあまりにも自然なこと。なんといっても共感覚で設計していると自覚したのも、数年前です^^;

 

さて、素晴らしいハーモニーが鳴ったと同時に美しいカタチができています。

本物の美しさとは調和なのです。そして、それは「本質」です。

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本物の美しさはパワーとなります。

パワーは、それを認識するのに、相対的なものを必要としません。

健康、命、信頼、創造など。

病気、死、疑惑、破壊と選ぶとしたら、どちらが良いですか?

 

本質的なものは皆、「パワー」を源としています。だから美しい。

 

表面的な美しさはいくらでも繕えます。

しかし、昨今の社会現象で次々と明るみに出ている事件が示しているように

表面的なものはいつかはがれてしまうのです。

2017年は本物だけが残っていく年と言われていますしね。

 

本質的な美しさは恒久であり、あるがまま。

はがれませんし、こわれません。

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建築は永遠を目指して作られ続けてきました。だから、本質的な美しさでありたいのです。

そう、美しい森が一番近いメロディなのです。

美しい森にいるときに感じる心地よさが家の中にあるとしたら
 
外で疲れた身体を休める為に家に帰る。
 
その家が美しい森にいるように、清々しい空気だったら?
 
先日、今年の春に竣工した住宅のお嬢様がふと、このように仰っていました。
「早く家に帰りたくて、高速料金払って、帰ってます。笑」と。
心地よい空間の吸引力、お見事です^^

人は本質的な美しさに惹かれるのです。 

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2016/12/06

現在を永遠にするために建築を必要とする人間の性

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黄金色だった景色も、

いつの間にかクリスマスツリーの煌びやかさに変わり

しっとりとした空気となって参りました。

先週、今週 と名古屋ではじまったリノベーションの現場監理へ。

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おそらく50年以上前に建てられた住宅。

クライアントは私と同世代の女性。

バリバリと働き、子育てもされてきた方です。

 

「私の話、聞いてくれますか?」という言葉から始まりました。

その彼女のつぶらな瞳には、

経験を重ねた女性のみが放つことのできる強い光が見えました。

私に会う前は、皆、彼女の想いを本気で聞いてくれなかったそうです。

なぜなら、この住まい、彼女のためだけの家なのです。

当然、家族と住む家もご自身で購入されています。

しかし今回は、自分のためのお城にして

好きに過ごす空間が欲しいという希望でした。

私、こういう人大好きです。

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じっくりお話を聞いていたら

とてもユニークな空間を作ろうとしておられたので

私も楽しくなってきて、これはなんとしてもお力になりたいなぁと。

アイデアが泉のように湧いてきました。

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しかし、現実は難しいことだらけです。

ただ、複雑な要素がからみあっている場合は

ひとつひとつ丹念に解決していくのが私のやり方。

「こんなの無理」と最初に自ら壁を作って、 あきらめるのではなく、

できることとできないことを分け、明らかにした後に、

できることから少しずつ、やっていけばよいのです。

 

息子たちにもよく言うのですが、

試験勉強は、難しい問題に時間を費やすのではなく

まずは、教科書の例題を3回ノートに書き写しなさい。

そうすれば、不思議なことに3回写し終えたころには

どんな複雑にみえる問題も解けるようになるから、と。

こうすると、右脳で解けるようになるのですよ^^

(ふふふ、一級建築士受験の時に完成させたオリジナル手法)

 

建築も、家庭も社会の問題も、同じなのです。

小さな問題や課題が少しずつからみあって

複雑に見えるだけなんです。

この手法を応用し

からみあっている部分が俯瞰で見えるようになったら

もう、怖いものはありません。笑。

 

そのためには、

「絶対に解けるのだという自信」

「最後まで解き続ける持続力」

「柔軟な頭」

これがあれば充分。

 

何かができるようになる、とは

自分の中にある力を信じること

に他ならないのです。

 

彼女にはそんな力があったから

こうして自分のお城を持つことができたのでしょう。

 

「自分だけのための空間が欲しい」と夢を抱き続け

ずば抜けた行動力を駆使し

固定観念に縛られない柔軟な心が

可能にしているのだな、と。

 

彼女は、この家を「希望の家」と呼んでいます^^

希望を刹那で終わらせないために

現在を永遠にするために建築を必要とした

これは、ルネサンスから変わらなく続いている人間の特質と言えるでしょう。

 

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2016/12/02

生きることは表現すること

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いよいよ12月となりました。

誕生月であるためか一年の中で一番ワクワクする月です。

 

年始の目標により、

今までにない人生の展開となりました。

海外を含め、全国を駆け回る、充実した一年となりました。

何よりも、心から信頼できる友人たち、そして家族との絆が

ぐんと深くなった年でした。

 

というストーリー展開の中

昨日、12月1日に次のステージにジャンプしました。

はい、一大決心です。

何か?というと

「絵」で共感覚を表現することを、試みることにしました。

自分の特殊能力に自信がついてきましたので(笑)

 

ご存知の方も多くおられるかと思いますが

大学の卒業設計では、絵と詩で空間を構成しました。

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テーマは「リアリティ」

「子供たちが、自らの人生をのびのびと進むことができるようになる施設」

がコンセプトでした。

 

今回の作品は、その続編になります。

50棟近くの建築を作ってきて、自分の中で検証したこと

さらには、

子育てという重大な役割を果たしてきた自分自身の経験を

練り込み、ひとつの作品として完成させる予定です。

 

まあ、平たく言ってしまえば

上の子が成人し、下が義務教育を終え、

お母さんとして、体力的に手がかからなくなって

ふと、客観的に彼らを見たときに

この子たち、のびのびと自分を生きているなあ、

と感じられたことがありました。

その時、

…ということは

私、がんばったよね、やりとげたよね

私って、すごくね?(笑)

と思ったのです。

 

学生時代の時の予想でしかない

経験がないから肚の底から自信をもてない

手探りの感じとは違う作品ができるのではないかしらん、と。

 

そう思ったとたんに

もう、じっとしていられなくなって

「表現したい!これをつたえなくちゃ!」 と。

そう思ったら、走馬灯のように

音楽と共に、作品のイメージが湧いて来て

絵の神様が降りて来た!のですよ^^

 

今、Instagram で写真を撮りためています。

はじめは、絵のための習作が目的でした。

今では、自分でも驚くほどの方が共感してくださって

おかげさまで、とても楽しく続けられています。

 

私の視線。日常で見える風景。

これらを作品の要素として使います。

どうしても写真では共感覚は表せないので

私独自の違う次元で見えているものを

絵というものに落としこみ、さらにもう一工夫して

完成させていきます。

 

もうすでに最終形は

頭の中には出来上がっているので

あとは、手を動かすのみ。

ひとまず、私の中では未知の領域である「油絵」に挑戦です。

この途方もない夢に心から共感してくださる師とも出会い

本格的にスタートです。

 

ただし、 あともう一踏ん張りの子育てと

建築家としての仕事をしながらなので

時間がかかるのでしょう。

でも、

生きることは表現すること ですから

最後まで楽しみながら完成させたいと思っています^^

 

さて、明日は名古屋にて「音楽と美術とワインの夕べ」です。

こちらも、とってもステキなイベントになりそうです。

2016年の良き思い出を、

読者のみなさまと分かち合えたら

とても嬉しく思います。

おめもじを楽しみに。

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イベント終了後は、

名古屋リノベーションの現場→松本プロジェクト現場へ参ります。

旅はインスピレーションがたくさん降りてきますので楽しみです^^

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