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2016/09/03

2016年は奈良の旅  〜Vol.1

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9月に入りました。夏も終わり。

いよいよ実りの秋が参りますね。

果物好きにはたまらない季節です^^

 

さて、恒例夏の旅。

愛知、岐阜で手がけていた3棟目が竣工を終え

午前中にお引き渡しだったので、その足で奈良へ。

 

高校の修学旅行、大学の建築史実習旅行のみで

個人的に旅をしたことがなく、

いつかゆっくりと訪れたいという願いが叶いました。

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まずはステイ先のホテルを目指します。

 

奈良の中心地に入り、信号待ちをしていると

「←なら100年会館」  と標識が。

「なら100年会館って磯崎さん(磯崎新氏)の設計だよね?行ってみる?」

ということになり

奈良で最初に訪れたのがこちらとなりました。

 

さて、劇場建築。

機能上、 巨大になってしまうプロセニアム・アーチの箱(舞台装置の箱)を

どうデザインするかがキモです。

特に、奈良という街は高層の建物がなく、スカイラインが低いので

目立たせたくないところ。

 

そこをすり鉢状、つまり欧州で見られる劇場の古典的形状をもって

幾何学的に、それも微妙なむくりで

昇華させているところがステキだなあと感じました。

これもメタボリズム。なのでしょうか。

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エントランス脇には

まるでゴッホの絵「夜のカフェテラス」が!

と、いいたいところですが

近づくと、ジュウジュウと音をさせた焼き肉のビヤホール。

会社の暑気払いをされているご様子の方が多くいらっしゃいました^^;

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エントランスホール

外壁がそのまま入り込んでいる意匠ですね。

 

さて、劇場建築は人がいてこそ完成されるもの だと考えているので

ホワイエなど

大勢の人の存在の中に佇んだ時に

どのように感じるか?  だと思います。

 

安藤忠雄氏が杉本博司氏とのとある対談で

公共美術館の建設費を削減し、

それを運営費にあてることを提案したが却下された

ということを 話されていました。

これには大きく共感しました。

私も独立前に公共建築に携わる身として

同じように感じていましたから。

 

箱をたくさん作っても、現実は死んでしまっている建物が多すぎます。

劇場、ホール、美術館など

 

日本において、これらの建築に何か距離を感じてしまうのは

ソフトの部分まで踏み込んだ設計をしていないことが原因でしょう。

 

公共の資産に息を吹き込み

活かしていくことが今後の課題といえますね^^

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