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2016/09/23

建築が生きています!

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雨が多く、少しでも晴れ間がでてくると

とてもありがたい気持ちになります。

 

さて、最近、建築家展やお客様とお話をしていて

よく言われるコメント。

 

それは、

「 多田さんのつくる建築は、なんだか生きている感じがします。」

「ジブリっぽいです」

「トトロがいそう」

 

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ふふふ、トトロ、見つかりましたか?(笑)

 

とても嬉しいコメントです。

なぜかというと

裏(自分だけの)コンセプトを捉えていただけているから。

 

建築の道を志したころから

自分が手がけるものには、必ず

哲学を練り込む。

という信念がありました。

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X軸、Y軸、Z軸の三次元の中に

観念という螺旋状の次元を練り込むのです。

 

哲学のない建築は、

小手先のデザインテクニックに走っただけのものだったり

どこかのものをそのまま表面だけ模したものであったり

 

そのようなものが良しとされている現代の日本の風潮には

悲しみすら感じます。

アカデミックな場でさえも。です。

一部では、薄っぺらいものが良しとされ

誰かの営利のためだけに、誰かが利用されていたり。

 

私はその中には入りたくないのです。

 

では、「生きている建築」とはどのようなことなのでしょうか。

それは、

存在する人の状態によって変化する空間である、ということです。

 

人間にはいろいろな心とカラダの状態があります。

毎秒、毎秒、刻々と変化していますね。

その変化に応じてくれるような空間なのです。

 

疲れている時は、そっと包み込んでくれるような

元気いっぱいの時は、一緒にワクワク喜んでくれるような

悲しい時は、涙を拭いてくれるような

 

そう、イメージは「母のように」。

もっと言うと、

私の作る空間は「母の子宮」なのです。

 

実はこれ、私にとっては

学生時代からの大きなテーマでした。

卒業設計ではA1の大きな紙に24枚の

オイルパステルのコラージュ画を描きました。

 

当時は2次元の絵だったものが、

25年もの時に磨かれ

今こうして3次元の建築で表す事ができるようになりました。

 

そういえば、

「祐子さんの旦那さんはジブリの映画に出てきそうですね」と

言われたことが数回あります。

 

どこまでも

宮崎駿ワールドを引き寄せるワタクシのようです^^;

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「生きている建築」

これからも研磨して参ります。

 

 

写真は「つばさの家」

 雨宮秀也氏の撮影です。

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2016/09/21

日本の女神たちは美しい

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雨が続きますね。

秋に向けて地球が変わる時。

9月ももう後半。

先週、先々週と長野、愛知、岐阜、滋賀をまわってきました。

 

現在は、神奈川や都内も含め

各地ですてきな方がたとお会いして

時間と空間を共有させていただくことが

何よりの栄養です。

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今を懸命に生きている人の姿は本当に美しいものです。

特に、同世代(アラフィフ)の女性の活躍ぶりは目覚ましく

内面も外見も美しい人ばかり。

 

男女雇用機会均等法が施行されてすぐに社会に出て

近くにローモデルとなるような先輩もいない時代。

ずうっと、孤独を感じながら試行錯誤の上、歩まねばならない。

そんないばらの道をくぐり抜けてきた女性の勇者たち

いえ、女神たちとの

出会いがとても多く

時間を見つけては会い

彼女たちと話をしていると

お腹の底からこう感じます。

 

これからの未来が輝かしい、と。

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他の先進国にくらべて日本の社会では

まだまだ、女性の地位は低く扱われています。

若くて可愛い女性を好む日本男性の嗜好も

それを増長させているのだと

ハッキリと言う女神たちも多くなりました。

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しかし、これからはガラリと変わっていくのではないでしょうか。

 

年齢を経てしか得る事のできない豊かさや知恵、

それとね、一番はこれ

「包容力」

 

19世紀の大量生産・大量消費の負の産物を

好転させるには

この「包容力」が必要十分条件でしょう。

 

そう、カネ、モノ、ミエ

つまり過剰なエゴの時代は終わったのです。

*カネとモノは適度には必要ですよ!^^

 

 

旅を経て

世の中にこの力を還元できる女性が

日本の各所に存在するのだと

確信に至っています。

 

そして、彼女たちと力を合わせていくことで

透明で静かだけれども

大きな波を作り出すことができるのです。

この数年の間で、価値観がガラリと変わるでしょう。

 

来月は福井県に行くことになりました。

福井駅近くで講演します。

また、すてきな女神に会えるのを楽しみにしています^^

 

*最後の写真は、諏訪の太鼓。

今年は御柱祭り。

左側前方の奏者は女性でした。

すてきですね^^

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2016/09/15

2016年は奈良の旅  〜Vol.6 ひきずるほど魅せられた「室生寺」

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ようやく暑さがやわらぎ、秋の気配がして参りました。

先週は諏訪方面へ出張しておりましたが、

信州ではコスモスが優しいピンク色を景色に添えていました。

本格的に秋が来る前に、奈良の旅のレポートを終えなくては^^;

 

さて、いよいよです。

  「室生寺」

今回の旅で一番印象に残り

帰ってからも数日間

その思い出に浸り

しばらく白洲正子さんの本に没頭してしまう始末^^

とにかく、素晴らしかったのです。

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室生寺は奈良駅より南東の宇陀市に位置します。

室生川にかかる橋を渡り、右手を見ると、

この仁王門があります。

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門をくぐると左手にはボン字池が。

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このお寺の美しさは、

シーンごとに切り取られた風景が

ポンっと 目に飛び込むように上手に配置されているところです。

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山の斜面という地形を巧みに活かし

とても心地よいスケールの中で

次々とすてきな風景を差し出してくれます。

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手水鉢で清め、階段を登ると

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左手には厨子入りの弥勒菩薩が安置してある弥勒堂があります。

茅葺き屋根。鎌倉時代の建築です。

そして、すぐ右には 金堂が。

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奈良時代の建築。

先ほどの弥勒堂とすぐに比較して見ることができるので

時代による違いが面白いです。

個々の意匠がシンプルなところが奈良時代の建築。

素直なデザインが信仰に対する純粋性を表しています。

さて、この脇の階段を登ると

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さらに90度に折れて階段があります。

登り切って振り返ると、金堂、弥勒堂の屋根伏せをみることができます。

寄せ棟(よせむね)や入母屋(いりもや)の屋根は、上方から俯瞰しても

とても美しいものです。

特に、刀の反りを彷彿させる屋根のそり具合はお見事です。

斜面の多い風土が

屋根を美しくデザインするという

日本文化を生み出したのだと感じられます。

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そして、少し歩くと 本堂があります。国宝。

鎌倉時代の建築の特徴である、和様と大仏様との折衷様式です。

軒裏の斗栱のむくりと屋根のそり、建物の大きさと

アプローチ、そして周囲のイロハモミジの緑との調和が

とてもバランスがよく、何よりもヒューマンスケールなのが

仏様の存在を近しいものにしているのだと感じました。

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丸柱に頭貫、肘木、斗栱、桁、垂木など、すべての構造材をあらわにし

その各所の納まりを慎重に見ていると、

頭の中で、 バロック音楽であるバッハのカノンが流れてきます。

単調な中に、とても高妙に計算されたリズムは

「輪廻」や「永遠」という想いが込められているからでしょう。

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さらに階段を上がります。

本当の屋根。入母屋の美しさを愛でることができます。

さすがは、国宝レベルです。

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すると、五重塔が。平安時代初期の建築。こちらも国宝。

屋外にある塔では最小の16.1メートルの高さ。

屋根は檜皮葺(ひはだぶき)ですから、さらに優しい印象に感じます。

 

室生寺は、女人高野。

高野山が女人禁制であったため、唯一女性を受け入れたお寺。

それが、建築にも表現されており、

建立に携わった修円の意図や力をかいまみることができますね。

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この先は奥の院となります。

次の予定があったため、先に行くことは断念してしまいましたが

ぜひ、四季を通じて室生寺を体験したいので、次回のお楽しみです。

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日本建築はランドスケープ、つまり庭を含めて作られています。

神は森羅万象であり、自然と共生すること。

ここから建築が生まれています。

だから日本庭園はその敷地内だけの意匠でなく

遠く遠くの景色まで含めて完成されているのです。

また、遠景からの景色も慎重に計算されて作られました。

 

今ではどの寺院も周りに高い建物が林立してしまい、

その美しさを遠くから愛でる事ができないのは残念です。

法隆寺や薬師寺などの塔が

自分の所在地を知る道しるべの役割をしていた時代は

さぞかし、素晴らしい景観をしていたのでしょう。

 

このように旅をしながら、目新しい建築だけでなく

古くからある日本の建築を観ることは

次に何かを生み出す時のエネルギーとして必要なものです。

 

クリアしなくてはいけない設計条件の壁に遭遇した時

ふと、あの時訪れた建築のあの部分に解決のヒントがあるのでは?

と思うことがしばしば。

そんな時は決まって、古き良きものに助けられるのです。

 

建築をこの目で観て

何かを感じて

自分の中で咀嚼し

新しい何かに表現する。

その連続の中に進化があるのでしょう。

 

未来の美しい街並は

我々が、今ここで何を作るかに

かかっているのかもしれません。

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2016/09/08

2016年は奈良の旅  〜Vol.5 風土から生まれた建築は美しすぎる

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女学校の修学旅行の時から

法隆寺と同じくらい印象に残っていた「唐招提寺」

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その金堂の美しさは当時「建築」という世界にいなかったにもかかわらず

何かガツンと後頭部を押されたようなインパクトを受けました。

南大門から金堂の距離感、両側の緑化など

プロローグから胸にガツンときます。

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8本の柱の径や感覚、エンタシスと柱頭、柱脚の納め方、

桁(けた)、斗栱(ときょう)、蟇股(かえるまた)

など 簡素なのだけど、妖艶でもあり、力強さもある

というように、バランスがとてもよいのです。
 

特に、軒の出寸法、高さ、垂木(たるき)の見付寸法やピッチなどが絶妙。

ゴシック建築のように神がかり的な何かを感じるのです。

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ではなぜ、こんなにも軒が深いのでしょうか。

日本は水にとても恵まれている国。

地球の中で、日本と同じ緯度にある陸地はほとんどが砂漠なのだとか。

そんな奇跡のような雲の流れによって

日本列島は天の恵みをいただいています。

 

しかし、時として多量の雨は人間の生命を脅かす力にもなります。

そこで、危険を回避し、良い面を活かすためには、

人間の知恵が必要です。

だからこそ先人たちは、軒を出し、建物や人を守り
排水経路を考えて、すぐに川や海に流れないように
ゆるやかな水の流れを作りました。
 
山で木を活かし田畑を耕し、建築することが
緩やかな自然の仕組みとなったのです。
 
今、私たちが自然だと思ってしまっている場所も
ほとんどが人間の手が加わることで生かされています。
ですから、人工のものが一切悪いということではないのです。

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それでできた軒下空間、

その「縁」はとても居心地よかったのでしょう。

軒裏の垂木が並ぶ連続性は、

単調であるが故の「安心」という感覚をもたらしますね。

住宅では「縁側」というものが好まれるようになりました。

 

和合を好み、あいまいなものを良しとする民族性により

家族や隣近所の人々とのコミュニケーションの場として

次第に定着していったのです。

 

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こちらは、デンマークの建築家、ヨルン・ウッツォンによる
日本建築のスケッチ

日本の建築は、基壇と屋根の建築だ

ということをとてもうまく捉えた絵です。

 

海にすぐ迫る山、傾斜の多い地形、雨が多い、

といったことから生まれた基壇と屋根。

風土から生まれたこの特徴が和様建築という建築形態を

進化させてきました。

 

「和をもって尊しと為す」

十七条憲法の第一条です^^

そう、建築は社会性が具現化したものに他ならないのですから。

 

風土から生まれた建築は美しすぎる。

それは人間の知恵の結集なのだからでしょう。

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2016/09/06

2016年は奈良の旅  〜Vol.4 感動は進化の始まりなのだ

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法隆寺の少し先に中宮寺があります。

こちらは菩薩半跏像(国宝)があることで知られています。

元はこれより当方500mのところにあったそうで

昭和43年に高松宮妃殿下により再建されました。

設計は吉田五十八氏。

妃殿下が強く耐震耐火を願われていたようでこのカタチなのだとか。

 

さて、法隆寺について追記しておきます。

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柱の真ん中が膨らみ、頂部が細くなっているのが解りますか?

(写真は夫の撮影したものを拝借^^)

これはエンタシスといって、下から柱を見上げるとまっすぐに見えて

安定感を覚えるためのものだと言われています。

 

ギリシャ建築、パルテノン神殿の柱も同じようになっています。

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ギリシャからシルクロードを経て伝わったのか?とも考えられていますが

私は人間の集合意識ではないか?と感じています。

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こちらは、琵琶湖近くの佐川美術館。

大きな意匠の軸となっているこの柱の微妙な絞り具合が

軒の深い屋根と柱の接点が小さいため、

屋根を軽やかに見せているのですね。

この軽さを感じた時、

やはりパルテノン神殿を思い出しました。

 

アテネ滞在時には、朝、昼、夕と3度見に行きました。 

どの太陽の角度、色でも美しく映えるプロポーションは

何か、カラダの奥底がグラグラと音をたてるように

大変 素晴らしいものでした。

 

このようにディテールまで細心の注意を払うことで

人々の心を動かすものとなるのです。

特に、柱や梁、といった違う要素のモノ同士を接合する接点を

美しくみせることがとても重要。

 

法隆寺の写真でも

柱と母屋(もや)の接合部が繊細で軽やかな意匠となっているのが

解りますね。

 

簡単に素早く、効率的に といった

費用対効果でモノを推し量るような価値観の世界で

未来に残るような質の高いモノづくりはできません。

 

長い時間を経ても人を感動させるものは

必ず、時間と作り手の想いが込められているものなのです。

徳のようなものが意匠となって具現化するのだと考えます。

 

素晴らしいモノにであった時に

心が動かされるのは

細部に込められた想いを

人は自然と感じ取っているからなのでしょう。

 

感動は進化の始まりなのです。

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2016/09/05

2016年は奈良の旅 〜Vol.3

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奈良に来たかった理由のひとつは、

法隆寺を今のこの目で見て、

どのように感じるかを確かめたかったから。

 

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南大門をくぐると西院伽藍へ続く道。

この低い左官壁を見たとたん、

女学校の修学旅行での記憶がよみがえりました。

当時、言葉に表現できなかった何か。

それを、30年後(わお!)の私は表現できるようになっていました。

1300歳の法隆寺にとってはたかが30年なのですが^^;

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塀のプロポーションがヒューマンスケールで優しく

男性的な意匠は

20年前に訪れたスペインのグラナダの風景と同じ感覚を受けます。

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飛鳥文化とグラナダの要塞が作られ始めた時代が

ほぼ同じというのも大変興味深いのです。

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ブッダのお墓である五重塔。美しいプロポーションをしています。

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回廊を一周することで、五重塔と金堂を全方角から拝むことができます。

少し西側が長いのは、美しい景色を眺めるため、だとか。

人間の美に対する羨望は太古からのものなのです。

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東宝聖霊院との間には緑があります。格子から垣間みる感じが素敵ですね。

奈良の建築は格子の意匠が独特。格子ばかりに目がいきます。

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僧侶が住む僧坊妻室。連続した建具が面白いですね。

簡素で大変洗練された意匠。究極の住まいと言えましょう。

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東院伽藍の夢殿。六角形の屋根の頂部が影で落ちていました。

夏の訪れにしかみられないコントラストの強さです。

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今回のもうひとつの目的はこれ。瓦寄付です。

自分で名前を書き入れます。

 

現在、西岡常一棟梁を後に、お付きの宮大工は存在しません。

建築は作って終わり、ではなく手入れをしなくてはいけません。

様々な工夫がされて、ようやく1300年という時の重さに耐えているのです。

 

例えば、垂木(たるき)という屋根を支える構造材などは

壊さずに新しい材に入れ替えるように工夫して作られるなど

すべてが13 00年前のままであるのではないのです。

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全ての生命体は「循環」という巧みなシステムの中で生かされています。

私たち自身のカラダも、細胞は毎日入れ替わっているでしょう?

変わらない、と思っているのは頭の中だけ。

瞬間、瞬間、変化しています。

呼吸をし、食べ物を食べ、睡眠をとり、エネルギーを作り、老廃物を出す。

宇宙全体と調和して生きているのです。

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建築も「循環」

そう、伊勢神宮が20年に一度遷宮するのは

この自然豊かな日本において

木と水と土の循環を考えた

すばらしい仕組みであるように。

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木造建築の素晴らしさ

それは 「循環」という生命の尊さにあるのです。

 

そう、私たちが法隆寺を見て感動するのは

このような奥深いそして広大な宇宙までが

体全体で感じられるからなのでしょう。

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2016/09/04

2016年は奈良の旅 〜Vol.2

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今回の奈良の旅。

「今度奈良に行くんです。」と言うと 

「だったら、こちらとそちら、そして○○だけは必ず行くといいよ!」と

アドバイスが返ってくるという

なかなか面白い現象が起こっていました^^

奈良ファンって案外多いのだな〜、と知りました。

 

さて、2日目の朝は、そのオススメのひとつであったこちら

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ならまちの少し奥に佇む  「鹿の舟」竃での朝ごはん^^

http://www.kuruminoki.co.jp/shikanofune/kamado/

基本の550円のものと、少し豪華な1050円のものがあり
たまご焼きが大好物なので1050円のものに惹かれましたが
この日は基本のたまごかけごはんにしました^^
 

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かまどで炊いたごはんはふっくらとツヤがあり
朝からあつ〜い街を汗だくになって歩いてきた甲斐がありましたよ。
 
こちらの竃は、レミングハウス・中村好文さんの設計だそう。
 
 

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奥はギャラリーとなっています。

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蔵をリノベーションしたものでした。
 
この施設は「くるみの木」という大人気のお店の姉妹店。

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こちらにも立寄りましたよ。
オーナーの石村由紀子さんのセンス、素敵です。
 
愛着のあるものを大切に、手入れをしながら
スポルティフ(健康的)なライフスタイルを送ることが
女性の幸せを大きくするのだ、と
いつもセミナーや講演でお話しています。
「おしゃれな人」になるには健康でなくてはなりませんから^^
 
このお店が素敵な人たちでいっぱいなのを見ると
やはり女性の幸せは家にあるのだなあ、と感じます。
遠くにあるのではなく、近くにあるのですね。
 
上質のものに囲まれてゆったりとした時間を過ごす。
そんな大人スタイルのお手本となるお店ですね。
 

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2016/09/03

2016年は奈良の旅  〜Vol.1

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9月に入りました。夏も終わり。

いよいよ実りの秋が参りますね。

果物好きにはたまらない季節です^^

 

さて、恒例夏の旅。

愛知、岐阜で手がけていた3棟目が竣工を終え

午前中にお引き渡しだったので、その足で奈良へ。

 

高校の修学旅行、大学の建築史実習旅行のみで

個人的に旅をしたことがなく、

いつかゆっくりと訪れたいという願いが叶いました。

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まずはステイ先のホテルを目指します。

 

奈良の中心地に入り、信号待ちをしていると

「←なら100年会館」  と標識が。

「なら100年会館って磯崎さん(磯崎新氏)の設計だよね?行ってみる?」

ということになり

奈良で最初に訪れたのがこちらとなりました。

 

さて、劇場建築。

機能上、 巨大になってしまうプロセニアム・アーチの箱(舞台装置の箱)を

どうデザインするかがキモです。

特に、奈良という街は高層の建物がなく、スカイラインが低いので

目立たせたくないところ。

 

そこをすり鉢状、つまり欧州で見られる劇場の古典的形状をもって

幾何学的に、それも微妙なむくりで

昇華させているところがステキだなあと感じました。

これもメタボリズム。なのでしょうか。

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エントランス脇には

まるでゴッホの絵「夜のカフェテラス」が!

と、いいたいところですが

近づくと、ジュウジュウと音をさせた焼き肉のビヤホール。

会社の暑気払いをされているご様子の方が多くいらっしゃいました^^;

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エントランスホール

外壁がそのまま入り込んでいる意匠ですね。

 

さて、劇場建築は人がいてこそ完成されるもの だと考えているので

ホワイエなど

大勢の人の存在の中に佇んだ時に

どのように感じるか?  だと思います。

 

安藤忠雄氏が杉本博司氏とのとある対談で

公共美術館の建設費を削減し、

それを運営費にあてることを提案したが却下された

ということを 話されていました。

これには大きく共感しました。

私も独立前に公共建築に携わる身として

同じように感じていましたから。

 

箱をたくさん作っても、現実は死んでしまっている建物が多すぎます。

劇場、ホール、美術館など

 

日本において、これらの建築に何か距離を感じてしまうのは

ソフトの部分まで踏み込んだ設計をしていないことが原因でしょう。

 

公共の資産に息を吹き込み

活かしていくことが今後の課題といえますね^^

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2016/09/02

バロックの波が来ています。

「音楽と美術とワインの夕べ」は延期となりました。

お楽しみにされていた方にはお詫び申し上げます。

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ルネサンス期、

人間にクローズアップしていた人々が憤りを感じ、

再び神を意識するようになった時代。

バロック期。

この時代、今の社会の意識に似ているのです。

バロック時代を振り返ることで

次に向かう道しるべがあるのかもしれません。

趣味で始めた様式美。

以来、夢だった音楽とのコラボレーションが、

この度、緑の波動が心地よい名古屋のすてきな場所で

叶うこととなりました。

11弦のクラシックギターが奏でる

バロック音楽の生演奏を聞きながら、

美味しいワインとともに、

時空を超えた小旅行をご一緒しませんか?

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