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2014/10/29

「明治村」帝国ホテル ライトの遺言を受けて

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秋深まり、日本列島が美しくなまめかしい季節となりました。

先週末24日より建築家展と事前調査のため名古屋へ行って参りました。

前日までの雨もすっかり上がり、快晴の中での出発です^^

東名高速が工事で渋滞していると聞き、中央高速で迂回して行くことにして大正解。

八ヶ岳から駒ヶ根にかけて金色から朱色に輝くグラデーションのトンネルだったのです。

毎年、秋は忙しく、紅葉を愛でる暇がないのですが、今年はすてきな紅葉を体験することができました。

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初日は、名古屋で設計している物件の役所めぐりだったのですが、予定が変更になったのと中央高速を利用したため「明治村」めぐりをすることに。

 

そう、もちろん一番の目的はこちら

帝国ホテル中央玄関 フランク・ロイド・ライト設計

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エントランスを入っての見返し。ヒューマンスケールでとても居心地が良い空間。去りがたく、時間を少しずらして2回も訪れました。

レベル差のあるスラブ(床)のハーモニーは、そこにたたずむ人々がお互いに「見る見られる」の関係にあります。写真のように、人間が存在してこそに活き活きと深みのある空間となっているのだなぁと。

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この「見る見られる関係」は当時、日本にはなかった文化です。でも今でもこうして日本人がいてもしっくりとくるのは、スケール感とバランスの良いモチーフが効いているのでしょう。小学生の黄色い帽子もなかなかなじんでいます。

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細やかなディティールは、まるで、オーケストラの舞台を見ているような…交響曲が頭の中でぐるぐるしてきます^^バロック音楽のようです。

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吹き抜けのボリュームといい、レベル差といい、距離感といい、絶妙。さらにこれらの独特のモチーフが構造体の重さを感じさせず、素晴らしく軽やかで、きめ細やかな感性と優しさを感じることができます。

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モチーフから挿す光と影。私は150cmちょっとなので、天井がかなり低いのがわかりますか^^;この低さがいいのですね。

スケール感を間違った異様に大きな吹き抜けよりもずっと空間の広がりを感じるのはなぜでしょうか。おそらくそこには四次元空間が存在するからではないかと考えます^^

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すっきりとしている面と有機的なモチーフのある面。その量とスケール、素材、色。どれかが欠けるとすっかり台無しになる、そのくらい緊張したバランスが感じられます。

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建具の意匠(デザイン)もとても美しい表情をしています。デザインが語りかけてきます。建築が生きているのですね。

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食器もデザインしています。

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さて、2階は喫茶コーナーとなっており、帝国ホテルを味和うことができるようになっています。奥にライトの写真があったので、一緒に写してもらいましたが、ボケボケですね^^;

建築家展にいらしたお客様は、年間パスポートをお持ちだそうで、そうすると、駐車場が無料なので、よくこちらのカフェにコーヒーを飲みにいらっしゃるそうです。すてきな使われ方ですね。

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帰ってから、「ライトの遺言」を再読しはじめました。やはり、建築は体験しなくては解かったとはいえないな、と。

この著書の冒頭にあるこの一節は、私の四半世紀における仕事の上で、大きな心の支えとなっています。

---------以下引用(P.13)---------

創造的な仕事にたずさわる者は、すべて嫌悪すべき比較による迫害を受ける。この嫌悪すべき比較は、詩的本質が含有されるところには、あらゆる創造の足跡についてまわるのだ。なぜならば、下劣な精神はただ比較によって学ぶものであるから。比較、それは通常曖昧な、他に対する利己的興味によってなされるものである。しかし、すぐれた精神は、分析、自然の探求によって学ぶものである。

--------

今回、この吹き抜けに立った時、このライトの言葉が心の中でリフレインしていました。

ということで、ライトに力をもらったところで

力強い名古屋の仕事と旅は続きます~^^

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