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2014/09/16

モディリアーニに出会ってから

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天高く、清々しいお天気。

どこかへお出かけしたくなる季節ですね。

3連休いかがお過ごしでしたか?

私は現場に行ったり、打ち合わせに出かけたりとあまりいつもと変わらない日々を過ごしていましたが、

15日に真鶴町で打ち合わせがあったので、夫にお願いし、その足でポーラ美術館へ行って参りました。

真鶴から小田原まで、渋滞に合ってしまいましたが、ゆっくりと相模灘を眺めながら、車を走らせると、頬を伝う風が心地よく、さらに強羅からポーラ美術館までは森の中を走るルート。この上ない温度と湿度。とても快適なひと時。

「今ここ」

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ポーラ美術館では、企画展として「モディリアーニを探して」が行われていました。

最終日で滑り込みでしたが、案外ゆっくりと鑑賞することができました。

 

さて、アメディオ・モディリアーニ

20世紀初め、世界中で、キュビズムやシュルレアリスムなどの芸術運動が盛んだった頃、

その芸術運動に加わらず、自分の世界を表現する画家たちの集まりである

「エコール・ド・パリ」の画家のひとり。

22歳でイタリアからパリへ出てきて、まずは彫刻家として活動しますが、貧しさゆえに材料が買えず、画家に転身します。

そのあたりが、彼の絵画での作品にとてもよく表れていると思います。

 

実は、私にとって、彼 学生時代にとても影響された画家なのです。

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最初に知ったのは、絵画ではなく、モンパルナスの灯りという映画でした。

貧しさの中で自らの創造性を追求し続ける苦悩のため、アルコール、薬に依存し、それがためか35歳で一生を終えてしまいます。

また、彼の愛した14歳年下の妻、ジャンヌ・エビュテルヌはモディリアニが結核で亡くなった二日後に窓から飛び降り、後を追うというエピソードが。その生き様は伝説になっているほど。

この映画を観て、芸術家への道、つまり自分がこれから突き進もうとしている道がいかに厳しいか、を痛切に感じたものでした。

自分の信念をつらぬくために、アカデミックな場ではないところから世間に知らしめようとする高い壁。

ただ、厳しいと感じながらも、「よし、これでいいんだ」という感覚もあったように記憶しています。

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さらに、彼の作品に対峙したのは、学生時代に一人旅で訪れた、パリのオランジュリー美術館

エントランスを入り、階段を登ったちょうど突き当たりにこの「ポール・ギョーム氏の肖像」がありました。この絵を見た時、一瞬にして目からイナズマのようなエネルギーが身体に入り込み、しばらくの間、この絵から動けなかったくらい。

特徴であるアーモンド型の目からは、表現したいメッセージがバンバンと送られてきて、さらには、古代ギリシア、ローマ時代の彫刻を彷彿とさせる頭部の表現は力強く、一瞬で魅せられてしまいました。

おそらく、それは、私の中に沸き起こるフツフツとした表現したい何か、と一致してしまうモノがあるのだろうと感じています。

真理というか本質というか…そう、簡単に言葉では表せない何か

でも、とても大切なもの。

「光と影」で例えるなら、

決して影の部分に目をつぶらず、そこを表現しようとしていたのではないかと。

光の部分だけを表現したもの輝かしいですし、美しいものに仕上がります。

万人受けしますので、有名にもなるでしょう。

しかし、モディリアーニはそれをしなかった。

この世は光だけでは成り立たない。それは所詮、絵空事。

光が強くあたるところは、影も限りなく暗いはず…

なるほど、当時でも光の部分だけをクローズアップして描いていた画家のことを全く受け付けようとしなかったというエピソードもあるという説明が書いてありました。

20数年前に衝撃を受けた作家の作品を今回鑑賞して、私の創作魂も全く年を経ていないことに気づきました。

作品を通してもたらされる会話は昔と全く変わりません。

だからこそ、私の言いたいことでもあるのかな、とそう感じましたし、これからもそうあるのだろうと予測しています^^;

この続きは、Vie Cafe などでお話して参りたいと思っています~。

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