« 色は匂へど… | トップページ | 厚木なかじゅくの家 完成見学会のお知らせ »

2014/03/04

あたたかな中に存在する端整な美

_mg_6688

初春の香りのする中、平塚・黒部丘の家におじゃましました。

玄関入って正面に飾り棚を設けた際、その床板で使用したタモ無垢板の残りでテーブルを作成することに。それがようやく出来上がったので、納品に。

014

残りとはとても言えない逸品です。板目と年輪が美しく、かなりのベッピンさん。

_mg_6545

こちらが飾り棚。イメージにぴったり合ったこの材を探すため、現場監督とともに長い日数と労力をかけた甲斐があったよう。5mの中で一番美しいところをお買い上げ!でしたので。

琵琶床下のけんどん建具の唐紙は京都からおとりよせ^^唐紙の技術は素晴らしく、紙の種類や色、柄、とても豊富。古臭いイメージがあるかと思いますが、使い方次第ではとってもモダンで上品に仕上がります。

_mg_6522

キッチンに立ち、リビングで集う家族を眺めるのが夢だった!と仰る奥様の瞳、マリアさまのようにあたたかでした。その奥様からお引越し後、有難いお便りをいただいておりました。

部屋の片付けは・・・少しずつ、スペースができてきましたが、まだまだ・・・。
それなのに、居心地がとっても良いんです。
お天気が良い土日でも、一歩も外へ出ないで家で過ごすこともあります。
それでもたいくつじゃないなんて、前の家では考えられませんでした。

料理の腕は上達はしていませんが、キッチンに立つ頻度が断然高くなりました。
何もしてないのにリビングの床に転がったりするだけでも落ち着きます。
なんだろうこの快適感!
家が居心地いいってこんなにステキなのかと実感しています。

タモのテーブルで、奥様に見届けられながら、お菓子とコーヒーを頂きましたが、とっても愛情あふれるお味でおいしゅうございました。

あたたかく、ステキなご家族の元にお嫁入りできて、嬉しいな~^^

011

さてさて

この掛け軸 3m×3mくらいあるでしょうか。

丁寧に描かれた絵。紙ではなく布に描かれていました。

ご主人様のおじいさまが骨董品がお好きで収集家だったため、建て替えの際、母屋をかたづけていて、いろいろなお宝が出てきたそうです。

お忙しい中のおかたづけだったのにもかかわらず、ひとつひとつ大切に梱包されてありました。そんなご主人の豊かなお人柄に感心しながら、いくつかを拝見させていただきました。

日本の文化、一部の人々の趣味的な要素となり、生活の中で触れる機会が少なくなりました。これには歴史的背景をはじめ、いろいろな要因があると思うのですが、このように古き良き作品と対峙すると、日本人としてその作品にまたがる本意、武士道とまではいかなくとも、その心意気をしっかりと後世に伝えていかなくてはな~と感じるのでした。

お茶会での様式美のお話でもいつもお話していますが、文化というものは鑑賞して愉しむものでもありますが、日々の生活の積み重ねが、文化そのもの。

「では、これからルネサンス様式作りましょう。」や「そろそろルネサンス飽きたから、バロック文化にしない?」などと宣言して作り上げていくものではありません。

経済や宗教、そして人々のなにげない日々の暮らしやその時の気分、などの集積。それが究極にはユングの言う「集合的無意識」に繋がっていくのですが…(このへんは独自の研究課題です^^)

っと、このようなお話を始めるとさらに長くなりますのでこのへんで^^;

続きは春からのお茶会のお楽しみということで^^

|

« 色は匂へど… | トップページ | 厚木なかじゅくの家 完成見学会のお知らせ »

平塚・黒部丘の家」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 色は匂へど… | トップページ | 厚木なかじゅくの家 完成見学会のお知らせ »