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2013/12/17

バロック音楽と葉山の海

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相模湾沿いにお仕事を頂くことが多く、現場に向かう時に海沿いに走る国道134号線を通ります。

その車窓から、四季に応じて、さらに時間に応じて、刻々と変わる海の様子を幾度となく見て来ました。

どの海も一度として同じものはなく、その多様な変化を見ていると、普段抱えている小さな悩みなどはどこえやら、吹き飛んでしまいます。

そんな雄大な海に浄化されながら、現場へと出動できる環境に日々感謝しつつ。

さて、この日も「葉山・しおさいの家」の現場に向かう前に寄ったカフェにて心の浄化をして出動です。

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道路から2.5m程高く、北に緑豊かな山を背負う日当たり抜群な敷地。西には富士山が見えます。豊かな緑と青い空。葉山ならではの環境です。

地盤も良好で表面を少しだけ改良するのみでした。

すでに素敵なお庭がありますから、なるべくそれらを活かすような建物の配置としています。

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こちら地鎮祭の際に神主さんに頂く「鎮物」

建物を守ってくれるもの、です。こうして基礎の下、建物の真ん中に埋めます。

このような埋める瞬間を見ることができるのはめずらしく、私も初めてのことでした。

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そして数日後、配筋検査です。

建物の最も下部。全ての加重を支え、地面に伝えていく部分。

私達は鉄筋の径、本数、背筋ピッチや継ぎ手長さ、そして型枠との距離が保たれているかや設備配管などをチェックします。

今回、鋼製型枠を採用していますが、新品でした~。はじめてみました^^何度も使うものなので、なかなか見ることができませんが。これで美しい基礎に仕上がると思うとワクワクします。

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こちらは独立柱の基礎。かわいい^^

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水道、電気、ガス屋さん達と一番密に打ち合わせするのがこの時期です。

この段階であらゆることをチェックしておくことが、後々の問題の出現を未然に防ぐことにつながります。設備と意匠の取り合い。美しい建築を作る際、難しいとことのひとつです。経験値がものをいう場面でもあり。

もちろん、私もこの写真を撮った後に参加しました^^(職人に2回同じ説明をさせてしまいましたが。ごめんなさい^^;)

 

この住宅の意匠を考えている時、ヴィヴァルディの四季協奏曲第4番ヘ長調「冬」と第1番ホ長調「春」が頭の中を流れていました(以前にも書きましたが、私の場合、カタチや色、言葉を音で捉えるので^^;)

設計は春から夏にかけてでしたが。

「冬」のキリリとした中に凛とした佇まい。しかしその中はとてもあたたかで日本画の春の風景が入り込んだような。

 

バロック音楽の規律性の中に、バイオリンソロの柔らかい旋律がながれ…

そんなイメージを建築に表わしてみました。

 

レベル差を利用して出来たアトリエや富士山を真正面に見る書斎など、空間や建具なども工夫を凝らしています。

四季折々、この住宅のテラスで頂くお茶は美味しいだろうな~。特にマジックアワーでは幻想的な風景に癒されるのでしょう^^楽しみ~^^

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