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2013/12/16

美しきものにはパワーが宿る

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師走ももう半ば。早い早いと思っていると本当にあっという間に過ぎてしまうのが惜しくて、

道すがら、目に留まった美しいものに立ち止まり愛でる、というゆとりを持つことを心がけています。

と言うよりも、元来のらりくらりと寄り道しながら目的地に向かう性格なので、その辺りは全く問題ないのですが^^;(未だに小学生のよう)

この日も現場に向かう途中にあまりにも「朱」が美しく、絵的に面白かったので少し鑑賞を。もちろん、こののらりくらり時間はあらかじめ計算ズミなので、遅刻なしです。

 

さて、現在続々と現場が出来上がっております。

まずは、もうおなじみとなりましたでしょうか。「平塚・黒部丘の家」

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おかげさまで7日と8日に完成見学会を無事に終えることができました。遠方からお越しくださった方、勇気を振り絞ってお問い合わせいただき、初めてお会いさせていただいた方、他たくさんの方にお目にかかることができました。また、この日は建て主さんご家族とも出来上がりつつある空間にて、ゆっくりとお話することができました。こういった時間が至福です^^

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さて、こちらは「相模大野の家」

サッシも入り、外壁も下地ができました。いつも奥様のご用意された温かいお茶とおやつを職人さん達と頂きます。寒い現場でのほっと一息。なごやかな雰囲気の中だと難しい課題も前向きになるようです^^それと…手前の柿の木から柿をたくさんいただきまして、夫が干し柿を作っています。私も干されないように気をつけないといけません^^;

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そして、こちらが「なかじゅくの家」

大きくて全くカメラに納まらず^^;

先日こちらの建て主さんご夫妻と「東京松屋」という唐紙(からかみ・襖紙のこと)屋さんにご一緒しました。

素敵な意匠を目の前にして、皆で目がキラキラ。

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日本建築の要である建具の意匠。奥深く、長い歴史をめくるようで楽しいものです。

今では忘れられてしまった「粋」という感覚を奥からぐぐっと引き出してくれる、そんな唐紙たち。そんな時、「やはり日本人やな~」と思います。

「なかじゅくの家」

現場監督や職人も「いいものつくりたい!」と頑張ってくださっています。皆の想いが募って、とても「粋」な建築が出来るでしょう。

 

このように、寒い中、目まぐるしい日々を送っていますが、お仕事をさせてもらえばもらうほど、益々元気になっていたりします。

それは…(言葉にすると安っぽくなってしまいそうでコワイのですが)

家族愛や夫婦愛に出会うからかなと。本当に素敵なご家族・ご夫妻ばかりなのです。

お互いがそっと労わり合っているような。(おそらく皆さん日常のことであたりまえとなり、あまり気づかなくなっているのでしょうが)第三者としてその大切にされている気持ちを垣間見ると、ほほえましく、心があったか~くなります^^

本物の建築は、これらの慈愛(アガペー)つまりパワーをカタチにしたものなのでしょう。

そう、フォース(権力)ではなくて、パワー(慈愛)。

フォースは一見きらびやかで素敵に見えますが、その本質ではないので長続きしません。反対にパワーは地味で静かですが、その本質であるので心の奥底に響き、カタチあるなしに関わらず、長~く残ります。本物の美しさとはこのパワーがカタチとして現れたものなのでしょう。

私もこのパワーを素直に受止め、美しいカタチで皆さまの思いをクリアーに具現化できるように、自らを高めておかなくてはいけないな~と思う今日この頃なのであります^^自らを本物に磨き、その心で本物を創り出し、心も技も極めていくことができるように^^

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