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2013/08/28

京都・出雲・天橋立の旅 vol.3~出雲大社でヤマトタケルに会えたのか~

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朝晩は随分と過ごしやすくなりました。夏休みも最後、お母さんとしては二学期のお弁当作りに備えて早起きに慣れるようにしたい、というのもありますが

この時期の朝の空気ってとっても気持ちいいのですよね。それを楽しみたくて早く目が覚めます^^

さて、夏の旅行、第三弾 今日は出雲大社です。

旅行3日目早朝にホテルを出発し、車で走ること30分。出雲大社に到着しました。

朝早いのに、たくさんの人。建物の撮影をたくさんする予定でしたがちょっと無理のよう。

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まずは拝殿へ。

出雲大社は「大社造」(たいしゃづくり)

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妻入りといって建物の妻側から入る、つまり正面となっているプラン。拝殿もそう、妻入りですね。

これは、日本に仏教が伝来する6世紀頃までの様式。特徴は棟についている千木(ちぎ)と鰹木(かつおぎ)。この鰹木数で神様の位がわかるそうです。

そういえば、伊勢神宮のほうが多いような…

そして、屋根には「そり」や「むくり」はなく、直線。和様といわれる純粋な日本の様式は直線で構成されていました。

中は見ることは出来ませんが、正方形の「田の字」プランとなっています。日本の建築の原点とも言えるでしょう。

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本殿の裏側です。正面が妻になっていて、そこに入り口がついているのがわかります。

屋根は檜皮葺(ひわだぶき)といってヒノキの樹皮を何層にも重ねます。その質感はかなり重厚感あふれ、間近に見るとゾクゾクします。

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檜皮葺きが古くなると、このような感じになります。これは本殿裏手にある「文庫」

草取りをされているおばちゃん。ご苦労様です。こうして手入れをされているからいつまでも美しいものを堪能できます。でも、ちょっと…写真を撮りたいので…とは言えませんでした^^;

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何層にも重なった樹皮の重なりは上から見上げると感慨深いものが溢れてきます。

木造の難しさのひとつに、木の小口(切れ端)をどう美しく見せるか。という課題があります。特に私の場合は、家具を作る時は細心の注意を払います。手に触れることが多いからです。この処理の仕方で意匠の格が全く変わってきます。

きっとこの時代の作者も同じ感性だったのだろうか、とそんな事を考えながら。

この「文庫」を見て「美しい」と感じる人は「美」というものの真髄をわかっている人だといってもよいでしょう。

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RCのこんな建物もありました。「庁舎」

そして…私が最も心を奪われたもの、それは

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これ

「東十九社・西十九社」

神在月、つまり神無月(10月)に神様がここ出雲に集まるわけですが、その際の宿泊施設なのだそうです。神在月(出雲の10月)には扉が開かれるのだとか。この建物、その趣旨にも惹かれますが形態もかなり面白い。モジュールがあって、とってもリズミカルなんです。バロック建築の日本バージョンのような。

檜皮葺の小口も見えますね。

 

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写真にも写っていますが、この日の空の様子が今までに見たこともないような風景でした。でも、なんだか懐かしい。

よぉ~く考えると、子供の頃に「古事記」を読んで、ヤマトタケルノミコトが出てくるシーンでイメージしていたような空だったのです。私の中で描いていた空が現実になったような、とっても不思議な気分。ずーんとした感動。そう、もしかしたらヤマトタケルに会えるかも!って期待したりして^^;

そう、おそらく10歳前後の頃だったでしょうか。小学生版の古事記に魅せられていた時期があり(かなり長期に渡り)、しかし、時代の受験戦争に巻き込まれるうちにすっかり忘れてしまいます。

ふと、数年前に思い出して、大人版古事記を読み返しました。でも、あの時のようなぐわ~んと後ろから頭をこつかれたような衝撃はなかったですね。なんでだろう^^;

とまあ、少女時代にシンデレラなどの姫系に全く興味を示すことなく(絶対にありえないと思っていた)このように古事記(本当のことであったはずと思っていた)に傾倒していたという自分。

そんな自分を今では、ほほえましく思っています^^

さて、出雲を出発し、旅も復路に入ります。目的は天橋立の文殊荘。私の大好きな吉村順三氏の設計した旅館です。

しかし、出雲の神様はすんなりと行かせてはくれませんでしたのです~。

次回へ続く

 

神社つながりでお知らせです。

現在、Vie Cafe では日本建築についての講義を行っています。

次回は10月25日金曜日午後14:00から

鶴岡八幡宮と神奈川県立近代美術館・鎌倉館を見学します。

近代美術館は坂倉準三氏設計、近いうちに除却される予定だそうです。

日本初の公立近代美術館を皆さんで鑑賞したいと思っています。

見学後、皆さんで会食する予定でいます。

芸術の秋をご一緒に堪能いたしましょう^^

<講座の概要>

料金:3,000円 会食は実費

<ご予約方法>

お電話:0466-42-1793 担当:多田祐子   または
E-mail 
info@arttada.com  まで お名前、ご住所電話番号を明記の上

・先着順にて受付いたします。
・ 定員になり次第受付を終了いたします。

<講座についてお問い合わせ>

多田建築設計事務所 〒252-0804 藤沢市湘南台5-1-3-607
TEL:0466-42-1793 

E-mail:info@arttada.com  http://www.arttada.com

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