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2013/08/18

京都・出雲・天橋立の旅 vol.1~京都 二条城~

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暑い日が続いています。早いものでもう8月も18日。お休みモードも本日までといったところでしょうか。

さて、今年の夏休みは古代から近代までの日本建築の旅をして参りました。

まずは沼津の寮にいる息子を拾い、そのまま京都へ。

そう、今回は車での移動。女子としては、かなりの体力と気力が必要だなと気合を入れ(20代の頃のバックパック経験を活かすぞ!と)数日前から体調を整えて、いざ出陣。

快調、順調。突然、浜松を過ぎた辺りで「奈良県で震度5強」との誤報。いきなり携帯3機からの緊急自信速報の警報音。これからそっち方面に向かうのに、何事か~と、慌てました^^;

愛知県に入ると、新名神+湾岸を走ります。近未来的で、横浜の本牧あたりにとても良く似ている雰囲気。丁度夕日の落ちるマジックアワーだったので、幻想的でした。

ところが、日も翳げり、京都にあと少しのところで大渋滞にはまります。ふと右側を見ると、花火が上がっているではないですか!そうなのです。この日は琵琶湖・大津で花火大会。道路からゆっくりと花火鑑賞。

ということで京都ANAホテルに到着したのが、午後9時すぎ。目的地に早く到着したくて、夕食も食べずに到着したのですが、フロントでレストランの情報を聞くと、ラウンジ以外は9時でラストオーダー。早いのですね。京都の夜は。騒いでいる人もいません。

次の日は、島根県の出雲までの予定。中国自動車道を経て4時間半。そんなにゆっくりはしていられません。

しかし、せっかくの京都。ということでホテルお隣の二条城へ。

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二条城は修学旅行や出張ついでに何度か訪れました。なぜか毎回慌しいのでこの二の丸御殿の中を見て終わりだったのですが、今回は城内を散策してみることに。

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いやはや驚きました。二の丸の庭がなんとも美しい。御殿内の黒書院に座ると、すぅっと室内にこの景色が入ってきて、襖に描かれた花鳥風月と一体となり、あたかも四周が自然に取り囲まれているかのようなしつらえになるのかなぁって。

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残念ながら、書院のほうからは障子が閉めてあり、庭を愉しむことはできません。ただ、この庭の存在を知った時に、あの書院の襖がどうして松が多く描かれているのか、分かったのでした。

しかし、書院造をはじめ、日本建築の良さは縁から続くお庭なのだから、本当はそこを見せてもらいたいものですね^^

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そして内堀を過ぎて、本丸御殿へ。

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本丸は三代将軍家光の命により増築されたもの。入母屋の屋根がとても美しい。プロポーションがとてもいいです。前にあるおまんじゅうのような植栽は意識してのものでしょう。日本人しか持ち得ない美学。

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二の丸は男性的で厳格な佇まいですが、この本丸は女性的な印象。まず、屋根の形が違います。

二の丸は「反り」。本丸は「むくり」

建具などに、とても繊細なディテールが施されています。このように時が経て、技術が進歩しているのが比較して見られるのも楽しいところ。

そして、本丸御殿を抜けて東大手門のほうへ廻る道は梅林と桜の園に続いています。

春 梅が咲き、桜が咲き、皐やツツジが視線を下へ変え

そうこうしているうちに上から藤の花のシャワーが

そして、紫陽花が意気揚々と咲き、本格的な夏へ

秋は繊細な紅葉を楽しみ、冬は椿に暖を見る と、

その季節の移ろいが素晴らしい配置で植栽されていました。

幹をみるとかなりの樹齢。時間という年輪を感じる道。

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徳川家康が京都御所の守護と将軍上洛の際の宿泊所として造営されたもの。徳川家らしい佇まいです。その勢力の大きさは計り知れません。

また、これだけの建築と庭園を維持していくのはものすごく労力がいることでしょう。障子も張替えなくてはなりませんし、畳も年に数回はふきあげるのでしょうから。

「真の美しさ」の中には時間があり、その奥には、必ず「手入れ」というものが存在します。神社・仏閣の美しさは毎日の手入れ、つまりお掃除に始まります。

これを禅の思想では「一掃除二信心」といいます。最初にやるべきことは掃除である。信心はそれがすんでからのこと、という意味です。

よく手入れされているものには、それに関わる人々の心の美しさが表れます。継続する美しさは手入れする心の美しさ、ということ。

手入れをするということは、ものを大切に思う気持ちや、感謝の心を育みます。感謝は人として一番大切なこと。

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それにしても、暑い暑い。街にはこのように七夕飾りがしつらえてありました。キンギンギラギラしていないところがとても心地よい^^街には原色の看板も全くなく、目と心に優しい風景。本来の日本の風景。

夏の京都の思い出。実はまた戻ってくることになるのですが^^;

ひとまずは、出雲大社へ出発したのでした。

次回へ続く^^;

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