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2013/07/03

相思相愛~住まいを想う気持ちが住まいを良くする

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梅雨の合間のほんの一日の快晴に。葉山下山口の家、上棟しました。

昨年の夏にお会いして、すでに一年が経とうとしています。

いつも、ご家族の家づくりに対する要望をお伺いしている最中に、カタチとコンセプトが瞬く間に浮かんできます。

この家のコンセプトである意図は、瞬く間に浮かんだ最初のイメージから全くぶれていません。

そうするととても良い建築になるものだな~と改めて。

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設計中もその大切な意図を崩す事がないように、建て主さんご夫妻が注意深くあらゆることを選択してくださいました。発案者の私にとっては、打ち合わせの度に心から有難くて。

この建物は道路と敷地の高低差が1.4m程あり、それを利用してRC(鉄筋コンクリート)地下1階+木造2階となっています。

地下部分のRC打ち放しは、とても見事な出来栄えでした。RC打ち放しというのは読んで字のごとく、コンクリートのまま、つまり躯体が仕上げなので、一発勝負。とても施工が難しいのです。

今回のコンクリート工事は北鎌倉の家と同じ職人さん。現場監督が「前回の北鎌倉の家がテレビに出るよ」と言ったところ、とても喜んでくださって。「まかしときー!」とコンクリート打ちの日も最適の日を選んだくらいに細心の心遣いで取り組んでいただきました。

このように素晴らしい建築は、たくさんの方々の「良いものを作ろう!」という気合と技術と知恵で出来上がっていくのです。

ひとりでも後ろ向きの人や気持ちや手を抜く人がいては、これが叶わない。

 

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さて、6月の始めに、設計してかれこれ10年になる住宅におじゃましまして、奥さまの美味しい手料理でのお酒をご一緒させていただきました。

確認申請書の日付が丁度お邪魔した日でびっくり!

設計から始まり、工事中のエピソードなど、懐かしい思い出を共有できることはとても幸せに感じました。

その中で特に嬉しいな~と感じたのは、

当初の設計の意図をずっとずっと大切にしてくださっていて、それを壊さないようにお住まいになっているということがわかったからなのです。

そして、設計したてのころに説明していたことを覚えてくださっていて。例えば、「どうしてこの窓はこの大きさでこの位置なのか?」なども、住んでみて、改めてその意味がよく解かったと。私の性格だと直感で適当に設計しているようだけど、適当に設計しているのではないんですね^^仕事となると、かなりシビアで細かいのです。仕事中は怖いよ~^^;

このように大切にしてくださって、本当に有難いな~って。家のことをしっかりと管理するのって時間も労力もかかりますのに。

改めて、ステキな建て主さんに恵まれていることに感謝し、これからも良い家づくりを続けていきたいとそう誓った6月なのでありました。

7月も良い月でありますように。

「北鎌倉の家」渡辺篤史の建もの探訪で放送されます flair

7月5日(金)午前4時30分 テレビ朝日

8月24日(土)午後5時30分  BS朝日

9月25日(水)午前5時55分    BS朝日

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