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2012/06/21

「和」という緊張感

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6月20日 大安吉日 北見方の家 上棟式を行いました。

上棟は18日から3日間かけて行われました。

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建築の美しさはさまざまです。

今回は時間を軸にして考えてみましょう

最初に 素晴らしいと思うのは、上棟の時でしょうか。 

 

骨格である軸組(じくぐみ)が出来上がったその瞬間。

 

我々は木造2階建て程度の規模ですと自ら構造計算を行います。

その理由は、軸組が美しくないと結果的に美しい建築にはならないと考えるから。構造美が意匠美となるわけです。

ですから、いつでも企画する段階から軸組をある程度検討します。

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建坪64坪  一部2階がありますが、ほぼ平屋。

壮大です。私も小さいのですが^^;

この住宅は、親世帯と子世帯が中庭を囲む、二世帯住宅となります。

 

意匠は純粋な日本建築を目指しています。

出来上がりもこの軸組が随所にあらわれてきます。

そう 和の建築はウソがつけません。

和風ではありません。○○風でない。和。

さて 設計図の中に「矩計図(カナバカリズ)」というものがあります。

 

どのような大きさの材料で、どのようにできているのか。ということを施工者に伝える図面。建物のプロフィールで一番重要なところ。断面図を細かく描いたような絵です。

それが、この住宅には7面あります。

おおよそ一般的な住宅ではタテとヨコを十字に切った2面程度。

当然、作るのも難しいはず。

 

この矩計図と格闘していたのが、昨年の晩夏。

汗をダラダラかきながら。深い深い井戸の底にいるような、頭の中が軸組の中。

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今回の特徴は もうひとつ

母屋にあった古材の利用です。

色の濃い丸太は桁で使われていたもの。

それを今回も客間の梁として再利用します。

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母屋解体時

左上に写っている丸太がそうです。マツの一本モノ。

ちなみに縁側の床材もヒノキの一枚モノ。こちらからあちらまで、一枚です。こちらも再利用します。

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新しいヒノキの柱と接合されていました。

古きものと新しきもの。

この丸太、自然のままなので太さも断面もマチマチです。

当然 大工さんの現場での手加工。

仕口(しぐち:木と木の接合部) 美しく仕上がっています。

木造の美しさはこのような木と木の接合部。

数ミリの違いが美と醜をきっぱりと分離させます。

ですから これからも緊張して現場に望むことになります。

 

この緊張感はまさに「和」の文化の本質といえるでしょう。

お茶や書道などの緊張感と同じ。

 

和(なごみ)と緊張 

相反する言葉のようですが

実は共存しているのですね^^

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