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2012/04/20

日本建築 粋なところは庭との関係

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北見方の家 庭石の移動をしました。

丸2日の作業。

この家は中庭を介して二世帯がつながる住宅。

建坪は63坪

ほぼ平屋、一部物見塔のような2階があります。

最初に敷地を見たときに

日本庭園と家庭菜園とが素晴らしく

ぜひ、庭とつながりの深い建築を作りたい という気持ちで

出発したものです。

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膨大な石の数と不確定要素が多いので最初は皆緊張ぎみ。いったいどのくらいの量が土に埋まっているのだろうかと。

かなり手間もかかりました。

まず、設置する場所を決め、そこに新しく石を埋めるための穴をユンボで掘る。そして埋まっている石の際をゆすり、今度はラフターで吊り上げる。移動して設置。手作業で埋める。キケンを伴う重機を操作することは段取りをうまく考えてないとはかどりません。

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職人たちは3つめくらいからこの工程のコツをつかんだ様子(早い!)で、その後スムーズに進み始めました。しばらくすると面白いことに、何かリズムなようなものが出てくるのです。皆でダンスを踊っているような。楽しそうな雰囲気に。息が合うとはこういうことを言うのでしょうか。

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玄関前の庭は石庭となります。石の高さや顔の向きなども慎重に決めていきます。

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右側にある大きな石は動かさず、そのままに残します。これはちょうど中庭に位置する計算です。

石の玄関から建物内部に入ると、客間へ通じます。

真・行・草でいえば、「行」のよそおいの客間からスコーンと抜ける中庭の縁。

そのアイポイント(視線の最終点)になる予定。

つまり、石の庭からこの石につながる意匠となっています。

その間に介在する雪見障子などもあって…四季を通じてかなり楽しめる建築になるはず^^

ワクワクします。

来週はいよいよ地鎮祭です。

 

蛇足

あいかわらずの晴れ女^^であるのでもちろん2日間晴れ模様。いつものように現場に夢中で日焼け対策などすっかり忘れ……真っ赤に日焼けしたのでした。そうとう早い夏休みで南の島にバカンスに行って来た人みたいです^^;現場焼けの季節です。注意しましょう。って出来ないのだな…^^;

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コメント

HPチェックしました。素敵な設計の作品ばかりで正直驚きました。頑張ってるんですね!工事中の物件もかなり期待出来そう!オープンハウスあれば誘って下さい!

投稿: 丸山琢 | 2012/04/20 16:13

丸山君
コメントありがとう。そしてHPも見てくれたとのこと、嬉しい!です。
学生時代、ディプロマでは絵を提出し、次の年から「絵での提出は禁止!」という規則まで作ってしまった私ですが
こうして現実に建築をつくることができるようになりました。
丸山君の名前も、学会誌などで見かけてました。そんな時は…なんだか自分のことのように嬉しくなったものです。
オープンハウスにはぜひ来てください!
是非是非 建築談義しましょう♪

投稿: 多田祐子 | 2012/04/20 17:15

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