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2012/03/20

経済効果とは異なる次元の豊かさについて

Kuro_01

3月16日(金)新春のお茶会を行ないました。

この日のテーマは

間を考える 人間と空間 ミケランジェロからバロック建築への誘い

ということで主にミケランジェロのお話から。

と、直前まで考えておりましたが、

(夫不在の置き土産である)この模型の鑑賞から始まることに。

続いて日本建築のお話からミケランジェロへ。

  

間を考えるという漠然としたテーマをどのように面白く展開しようか、と悩みに悩んで、いきついたところが、バロック芸術。

なぜか。この様式は、間という間が何かモノで全て埋め尽くされているから。日本人にとっては間が全くない、とも感じてしまう様式の代表ではないかと。

ルネサンスからの流れで、それまで神様ひとすじだった人々が、人間中心となった世の中を生きるにあたって、ついには何か支えとなるものを文化や芸術そして哲学などに求めていたのではないかと考えます。

間、つまり「隙(スキ)」をつくると不安(悪魔?)がそこに介入するような、そんな気分の時代だったのではないかとも。なにか切迫したような。

 

バロック建築といえば、バチカンの一部(欧州の建築は建設するにあたって何世紀もまたがるために当然、いろいろな様式の折衷となります)となるのでしょうが、この中で出迎えてくれるかわいらしい天使たちもとてつもなく大きい…など、ファンタジックでもあります。

案外、このような部分は日本人に好まれているのではないでしょうか。例えば、映画やドラマで出てくるお金持ちの家のアールの階段とか。ディズニーランドもなんとなくバロックの影あり。

 

このようにイタリアからフランスにかけては成金趣味的なコテコテ様式が多いのですが

かたやフランドル地方などでは今人気のフェルメールなど、庶民的で日常的なのだけど、どこか本質を貫いたような、そんな芸術も生まれているのもこの時代の面白いところ。

フェルメールの素晴らしさはどこにあるのでしょう、などと話は尽きず…

 

 

とまあ、このようにみなさんと感動を共有することができました。

普段は緊急かつ重要なことで頭がいっぱいになりがちな現代。

ふと、

重要だけど緊急ではない 

*間のことを考えても…それがすぐに経済効果には繋がるわけではありません。しかし豊かさにはつながるのではないかと信じています。

大切な時間を素晴らしいみなさまと過ごすことができるなんて

とても幸せ者だと。

そうそう、いただいたどら焼きもサイフォンコーヒーと合うお味でたいへん美味しゅうございました^^感謝。

 

Vie Café 2012年 春夏のお茶会

4月27日(金)14:00~16:00  間を考える 人間と空間 バロックからロココへ

7月27日(金)14:00~16:00  間を考える 人間と空間 アールヌーボーとガウディ

8月24日(金)14:00~16:00  間を考える 人間と空間 アールヌーボーとアールデコ

詳しくはこちらから → 

karaokeVie Café 2012年 夏のお食事会

「葉山一色の家」にて、タイ料理研究家・山本佐和子さんによるお料理をいただきながら文化や芸術に親しみます。海を眺めながらゆったりと豊かな時間をご一緒いたしませんか?

5月25日(金)11:00~14:00  間を考える 人間と空間 ロマン主義

                     鶏肉のグリーンカレー 春雨サラダ ココナッツミルクのデザート

6月29日(金)11:00~14:00  間を考える 人間と空間 ロマン主義

                     生春巻き 鶏肉のレッドカレー炒め ココナッツアイスクリーム

9月28日(金)11:00~14:00  間を考える 人間と空間 近代から現代へ

                     鳥のせご飯&スープ 空心菜の炒め物 揚げバナナ

詳しくはこちらから → 

*お問い合わせ・お申し込みは多田建築設計事務所まで

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