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2011/08/09

自分と向き合う意匠 「和」

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暑い日が続きますね。

お変わりありませんか。ご無沙汰しております。

子供達が夏休みになると、母親にとってはなにかと慌しくブログにまでエネルギーがまわらずにおります。

それと、もうひとつ。

これから生み出す作品に対して正面から向かい合っている状態でいます。そんな時は頭の中が混沌としていて無口です(静かで良いかもしれません^^)

今、向かい合っているのが「和」

何をもって「和」となすか 実に大きなテーマです。

 

西洋の意匠はシンメトリーであったり、数学的であるので明快なのですが、和の意匠はそうではない部分が多い。

規則的でなく、表面的でなく、形式的でなく。

でも、リズムがあり、モジュールがある。

和の意匠を考えている時にふとよみがえるのが、書道の際の筆の運び。真っ白な紙に墨で字を書く瞬間。背筋がピンとして息を整えて…精神を集中して一気に書くといったのような。その時の呼吸が出来上がる作品に大きな影響を与えます。

 

和紙の白と墨の黒の二つのマテリアルで表される小さな宇宙。

たったその二つでしか表現できない。

逆に言うと、たった二つでとても沢山のことを表現することができる。

墨の濃淡、かすれ具合、勢いなど。

真っ白なところに墨で境界線を描く流れの中

ふと、字を書いているのではなく、余白を作り出しているような感覚になる。

有と無 

色即是空

建築の中の「和」の美学。

 

「和」とは精神的なものであり、

そこに「見立て」があり。隠喩があり。

ごまかしがきかない

本物でないと野暮ったくなる

つまり、作る人の人間性や格がそのまま表れるということ。

厳しく、難しい

だけど楽しくて、やりがいがある。

こうしてまたワクワクとして自分と向き合うことを楽しみながら、深い深い井戸に入っているのであります。

 

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お昼ごはんに、明太子ポテトパンを作りました。

バナナ+ブルーベリーのスムージーをそえて。

思っていたよりもずっとずっとうまく出来ました~^^

全部で9つ。すぐになくなりましたが……

料理も----ごまかしがきかないもののひとつかも。

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