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2011/03/20

闇の中の記憶

Sh3k00120001マンションの中庭にあるひめしゃらの木が芽吹いているのを見つけました。着実に春は訪れています。私達ももくもくと春に向かって進むとしましょうか。

 

昨日今日と計画停電が実施されず、気持ちがゆったりとしています。

 

 

 

停電が起こり、真っ暗闇の中でふと浮かんできた映像や物語。

ひとつは母の実家で過ごした夏の夜の風景。30年くらい前までは夜は夜らしく暗かった。夜にきらめく星空もいとこ達と楽しんだ花火も今よりずっとずっと美しかった。それは思い出として私が美しく上書きしているのではなく、それは完全に美しかった。

 

そしてもうひとつは、度々訪れたヨーロッパの街並み。

特にイタリアの夜は暗い。夫と訪れたローマ。飛行機が送れ、到着が夜中となり空港からタクシーを使ってステイ先のホテルまで。

私は2度目だったこともあり、前回の旅で街の様子を知っていたのでどこを走っているかわかった。だけど夫はローマは初めてのことで、今でも暗闇の都市のまま。次の早朝、テルミニ駅からベネチアに向かった。薄暗い駅のバールで飲むカプチーノの湯気は朝もやの淡い光りで照らされ、それはそれは美しかった。煌々と照らす蛍光灯の光りにはカプチーノは似合わないだろう。

そして数年後、日本で知り合ったイタリア人と食事をした時のこと。

電気技師として働いていた彼にイタリアでの電気事情をあれこれと聞いた。イタリアは他国から電気を買っているので電気の無駄遣いはしないのだそうだ。

そして彼は水を頼む時に「氷を入れないで」と店員にお願いした。その後次のような質問を受けた「日本人はどうして寒い冬にわざわざ氷入りの水を飲むのか?」と。

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