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2010/05/25

始末して 受け継がれるよ エコごころ

Ts350829

葉付きにんじんの季節。洗ってすぐに葉をとり甘辛いふりかけを作ります。

おふくろの味は大根のはっぱの味噌汁だという上の息子はこれでごはんをモリモリと食べます。

先日、お客様のお母さまから手作りの「ちまき」をおみやげに頂きました。

Photo

竹の皮で包まれた「ちまき」 

持ち帰る道中も芳しい香りが立ち込め、幸せな気分に。

早速帰っていただきました。

ふと、数日前に漬け込んだキャベツのぬか漬けがあるよ、あるある、と思い出し、共に食卓へ。食べるのに夢中でいつものように写真を撮るのを忘れる始末。

「ちまき」の中のおこわはそれはそれは美味しくて。竹の皮の香りと共に、私の遠い記憶がよみがえりました。香りは記憶をよみがえらせます。

 

それは、今年98歳になる祖母の炊き込みごはんと手作りキムチ(やはり食べ物ですが^^;)

祖母の作る炊き込みごはん(かしわごはん)はかしわ(鶏肉)の皮のみを炊き込んだもの。

そして手作りキムチは、本場韓国の人から教わったという味。

とてもシンプルな中にふか~い味わいがあるお料理でした。

そのふか~い味わいを思い出す、あたたかいお味の「ちまき」

丁寧に作ってくださったお母さまのお時間とあたたかいお心まで頂いたのですね。とても幸せな食卓となりました。Yさまご夫妻とお母さま、ありがとうございました。

 

さてさて、その祖母が母が子供の頃によく言っていた言葉が「始末して使う」だそうな。

始末して使うとは、

大辞泉によると

4.浪費をしないように気をつけること。また、そのさま。倹約。「用紙を始末して使う」

私も祖母には始末のよい食器の洗い方を教わった記憶があります。例えば「吸い物椀は最後に洗う」などのようなもの。お出汁に動物性食材を使ので先に洗うと、他の食器に匂いが移るからだと教わりました。合成洗剤を使わない時代には、毎日の生活にたくさん智恵がひそんでいるようです。

 

実は、この始末して使うという考え方は建築の設計や現場でもよく使います。

例えば、材料は規格品で入ってきますので、半端にならないように工夫して設計の段階から計画します。現場では腕の良い職人さん程、材料の仕入れ方には優れているように感じます。この工夫がコストダウンにつながります。つまり始末して使うのです。

材料のムダもなく、ゴミも少なくなるわけですからとても環境に優しい。

自然素材を使っているからだけでは環境に優しいとはいえないと考えています。建築は使う材料も工程も多種多様ですから、トータルバランスで考えることがとても大切だということ。「デザインだけが建築家の仕事ではない」のはこのような技術的な知識や経験も建築家の役割であるであるからです。(私の考えです)

 

祖母から母へ。そして孫の私へ。受け継いだ有難い智恵をいろいろなところで活かし、また伝えていきたいと。まずは大根葉の味噌汁がおふくろの味だという息子達に伝わっているかしらん^^

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