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2010/01/12

誇り高き日本文化

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先日の打ち合わせにて。

いつもお願いしている大工さんも交え、なごやかに雑談などをしていた時

大工仕事の話となり、大工になる過程などを詳しく聞くことができ、勉強になった。

その話の中で特に心に残った言葉があり、帰りの車の中で夫に話すと「僕もそう」だって。

どんな言葉かと言うと

 

 

「今は修行してきた腕前の…どうだろう、3割くらいしか活かされていないでしょうね」

 

ガツンと来た。

この大工さんはかなり腕が良いのは現場で見ていたので知っていた。だから余計に衝撃的だった。

「だとしたら100%力出したものはどんなものが出来るのか見てみたいね」というオチになったのは言うまでもない。かなりのコストもかかるだろう。

 

今ではその素晴らしさに価値を見出し、投資する人がいなくなったという悲しい現実を物語っている。私達の職業も同じような境遇なのだ。

 

夫のプロフィールにガウディ好きなことを書いてしまい(私が書いたのですが…)打ち合わせなどではガウディの話で盛り上がることが多い。だいたいの人はヨーロッパは美しいと。確かにそう。

ヨーロッパの街並みが美しいのは建築家や職人の創るものに価値を見出し、大切にするという文化があるからあるからこそなのですが。

男たちの数寄の魂という本の中で井尻千男氏は、日本の文化が消滅しつつあるのは資産家達が日本文化の継承に投資せずにゴルフ場などにに投資したことだと述べている。悲しい現実。

 

 

さて、私は二十歳を過ぎてから、様々な海外を旅してきた。最初は当然、憧れから入った。貧乏旅行が多かったので、幸いにもその国の人と日常のレベルで触れ合うことが多かった。

そんな時、どの国の人も自国を誇りに思う気持ちが存在していたのを羨ましく感じたものだ。しかし青二才だった私はその国が素敵だからなのだろうと思っていた。

 

とんでもない勘違いである。

髪の毛を何色にしても、ダイアンのラップドレスを着ていても、ランチにフランスパンやパスタを食べていても

ほっと落ち着くのは、お茶をすすりながら、あつあつごはんとのりを食べ、ユニクロのフリースで現場に出向き、畳を見ればその上でゴロゴロ。

 

海外に行けば行くほど、日本文化の美しさ、深みや彩(いろどり)に魅せられるのは今の私の中に日本人としての誇り出てきたからだろうか。

その誇りを大切に育て、日本の良き文化を残していくというストーリーに展開していきたいと思う今日この頃なのである^^

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