« 実りの秋に向けて | トップページ | 朝イチにお会いしましょう »

2009/09/07

歳を重ねる意味

Tada_chigasaki_20081206_004

 昨日TVを拭き掃除しようとしていてTVをつけてみたら指揮者の小澤征爾さんのアップがどーんと。その迫力に思わず圧倒されましたが、ウィーン国立歌劇場にてインタビューをやっていて思わず見入ってしまいました。

NHK 100年インタビュー

建築家はオーケストラの指揮者だとよく例えられますが、私自身は指揮者のナマの声を聞いたことがなかったのでじっくりと見ることに。あれ?掃除は^^;

 

 

第一に感じたのは、「芸術に国境や境界はない」ということ。

 

あたりまえのようなことですが、これを自分の心で感じ、自らの言葉で発する時、それが出来るのはそれだけの数を重ねた「経験」でしかないと。これには私も共感します。理屈ではないと思います。

建築の場合、建築家のやりたいことだけでデザインをしているのではなく、建築法規、構造、設備、施工方法、そしてお金、その他もろもろの条件がたくさんあり、その中でいかに最高に美しいものそしてクライアントの満足できるものを作り上げるか。なのですね。

若いころは勢いや強い思いでこれらをかなえようと無我夢中、必死で取り組みます。しかし、経験を重ねるごとに力が抜けてきて自由に個性が発揮できる。すると案外良いものが出来たりすることが多くなります。

これでさらにそのどちらが優れているといえないのも芸術の面白いところ。

小澤さんの話にじっくりと耳を傾けていると

音楽家の方々も同じようなことを感じていることがわかりました。

  

随分、話が堅苦しくなりましたが、このように言葉で表すのはとても難しいのが「芸術」です。

 

私も取材や執筆をする際、とても表現に困るのがこの言葉に出来ないものを言葉でしか表せない境遇に追いやられた時だったりします。

昨日のインタビューも始終そのような質問があり、小澤さんも言葉につまっていらして。しかしそこはやはり世界に活躍する方、やさしい音楽の表現を使ってうま~く説明されていました。

しかしそのつまっていらっしゃる表情の中に、音楽が頭の上に浮かんでいるような表情、そして指揮者独特の身体全体で表現されるその姿はプロフェッショナルな人の美しさや輝きが大きく現れていました。

 

この番組でお召しになっていたお洋服が素敵でした。ヨーロッパならではのファッションでしょうか。それとも小澤さんのセンスかしら…^^

|

« 実りの秋に向けて | トップページ | 朝イチにお会いしましょう »

感性を磨く」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 実りの秋に向けて | トップページ | 朝イチにお会いしましょう »