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2009/05/18

俯瞰 客観 おかん

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15日 朝から所内でプランの打合せ。相変わらず「インドにいる私」は言葉少な。珍しく夫がマシンガン並みに話しているのを見て「もしかしたら、あなたもインドにいる?」と心の中で思いながら「あいづち」を打つ。

この手の打合せは時の経つのを忘れる。ふと、我に返ると数時間経っており、午後からの講演の時間が近いではないか。乗り換えする戸塚駅では猛ダッシュであった。

昼食もとらず、登壇。セミナー参加してくださった皆さんはとても穏やかで楽しくお話させてもらった。毎回学びがあり、とても有難い。その後経師屋さんと左官屋さんの実演があって。講師であったので最初は遠慮がちであったものの、ようよう最後まで居残り、一度やってみたかった「くしびき仕上げ」を体験。今は無きドラフターに線を描いている、そんな緊張感がいとをかし。

  

会場を出るとどっと疲れが湧き起こり、銀ブラ(死語?)もあきらめ、家路に急ぐサラリーマンの波に溺れながら新橋の駅にて東海道線ホームを探す。サラリーマン時代のワタクシであったらガード下の焼き鳥屋を避けては通れかったことよ。「ねーちゃん、ハイカラだからデパートの人でしょ?」設計士とでも言おうものなら攻撃されそうなのでにわかデパートのねーちゃんとなる。「5階紳士売り場でございます」(注:紳士服あらず)

帰りの電車の中で(もちろん直帰)「この雑踏の中では今のような創作活動は出来ない」と心底感じた。湘南はとても恵まれた環境。海と空と緑とゆったりとした空気。これは重要な栄養であり活力。だって長時間お食事しなくても、気晴らしにお酒を飲まなくても心穏やかに家路につけるのだから。ヘルマン・ヘッセが晩年にスイスで隠遁生活したという気持ちも少なからずとも解る。

相変わらずインドにはいるものの、インドから離れることでさらにインドを知ることに。俯瞰したり仰ぎ見たりして客観的になる時、ふと光が見えてきて。母なる気持ち、おかん。それは現実。

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