« grandes personnes  ~おとなたち | トップページ | mysterious material ~魅惑な素材 »

2009/03/05

キャベツ

Ts350728_2 毎日、毎日せっせと食事を作る。息子を持つ母親はある一定期間「食堂のおばちゃん」並みの炊事をしなくてはならない時期があるそうだ。ウチの場合もご多分に漏れず。二合のごはんとおかずをお弁当に持っていく野球部の息子が望むお弁当は私が理想とする美しいお弁当には程遠い。教科書よりお弁当のほうが重いのではないか?となどと思っている。

いつものように夕食の支度をしていて、えいや!と大きいキャベツを二つに割ったところ…その断面の美しさにしばし魅了された。そうそう、「忘れていた大切なこと」を思い出したのである。先日インフルエンザにかかり悪夢と一緒に絵の構想が浮かんでから、どうしても以前のようにすっと絵の世界に入れなかった原因がその「キャベツの断面の美しさで」わかったのである。

日常の生活の中には特に野菜などはうっとりとするほど美しい造形や色彩をしているものがある。それを、「食べ物のひとつ」として見てしまうとそんな「ちいさなちいさなうっとり」を見逃してしまうのだ。

学生の頃、大学の建築学科に伝説を作ってしまったほどの異端児であった私であるが、こうして建築を生業としているとそんな私でもどこかに「建築家」を背負ってしまっているのだと、「キャベツの断面」は教えてくれたのである。

建築家の多田祐子ではなく、多田君のお母さんでもなく、 タダの祐子(どうしても駄洒落に聞こえてしまう苗字だ)でいる時間も大切にしなくちゃねと。

写真は祭壇のように見えますが、夫がちょちょいのちょいと現場の廃材で作ったお風呂の椅子。プラスチックでいいものってなかなかみつからなかった様子だったので、「じゃあ、作ってみたら?」と提案をして作ってもらったもの。

なかなか良い出来栄えなのでお客様にプレゼントすることにしようかしらんと^^

|

« grandes personnes  ~おとなたち | トップページ | mysterious material ~魅惑な素材 »

感性を磨く」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« grandes personnes  ~おとなたち | トップページ | mysterious material ~魅惑な素材 »