« 命名 | トップページ | 変わらないもの »

2008/08/14

天井に魅せられて

Ts350644

 自分の内部に「捨てるもの」がたまり始めると、山に出かける。

森に入って生態系を感じる。

「生かされているのだ」と深呼吸をしながら毎回想う。

日常ではつい自我がたまる。

 今回は山に入る前に、「八ヶ岳美術館」へ立ち寄って。

 

前回訪れたのは20年前。つまり建築学科の学生だったころ。

大学の研修施設が八ヶ岳方面にあり、教授や研究室の仲間と合宿で訪れた。

その頃は頭でっかち(背が小さいのに当時ソバージュの長い髪で見た目もそうだった)でとがっていたかなー。何でも出来ると思っていたものね。

学生の頃は意匠を重点的に見て、仲間と議論したものだけど、今では設計の過程やら工事の過程などおもに「仕事」として建物を観るようになるのだな~。

苦労したんだろうな~、このあたり…などね^^

建築も絵と同じように作品を通して作り手との対話が面白い。特に作り手になればなるほど面白くなるような気がする。あと30年後にはさらに面白くなっているのだろうと思うとまた面白くてワクワクするのであるよ~。

20年経っても対話をしていて変わらないもの、それは私はこの村野藤吾氏独特の内装の雰囲気がとても好きであるのだということ。このレースのテキスタイルのかかった天井とその間接照明がなんとも優しく、そして「艶」があって好き。

「静寂な意志の強さ、つまり優しさを感じる」

美術館で天井ばかりを観てしまうのはここだけだものね。

慌てて出かけたので一眼レフを忘れ…ケイタイで撮影

|

« 命名 | トップページ | 変わらないもの »

建築ウンチク」カテゴリの記事

コメント

暑いね。元気ですか・
最近思うのですが、自分の殻に
閉じこもるって、結構勇気が要るし、
また大事なことかも、なんて。
殻を破ることは、聞こえはいいが、
ないものねだり、の怖さが潜む。
おれは、所詮、田舎者、その殻の
中で生きた方がいいのではないか、
などなど。

投稿: いさら | 2008/08/14 19:23

いさらさま

下界?は暑いですね~。
おかげさまで元気にしています。

自分の殻に閉じこもるのは大事なんでしょうね。
確かに勇気はいります。
最近、定期的に山に行くのもそういったことなのかもしれません…

一桁の年齢の子供は自分の殻の中で自由に表現するのである意味ものすごいドキリとするような絵を描いたりします。
殻を破るととたんにつまらなくなる…
といろいろな子供たちをみていて思います。
なので作家として私はいつまでも一桁の年齢の子供のままでいたいと真剣に思っています(笑)

え?田舎者だとは…
緑と水の豊かな土地に住む粋な都会人だと。
いさらさまの殻はとっても大きいんですよ、きっと。

投稿: 多田祐子 | 2008/08/15 17:26

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 命名 | トップページ | 変わらないもの »