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2008/06/14

見えないところに…

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 昨日は久しぶりに良いお天気でしたね。那須の少し先まで行って参りました。といっても遊びではなく、お仕事です。

 月曜日から木曜日までかなりの集中力で、ずうっとCADで図面を描いていたため、眼精疲労がひどく、お医者さまにコンタクトはしないように。と言われメガネで。

 那須はやはり空気が澄んでいて心地よかったですね~。牛さんも気持ちよさそうでした。

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アトリエは神奈川県にあるので、神奈川→東京→埼玉→群馬→栃木→福島と長い長い道のり。忙しい合間を縫っての出動でしたので日帰り…、嗚呼、いくつの温泉をスルーしたことよ…。

 

 さてさて、行きがけに…湾岸線を走っている時に「あれ?」と。

 とんと昔のことなのですが、湾岸線のとある喚起所の補修・メンテナンスの調査・設計を行ったことがあるのでいつも気にしていて。高速道路なので一瞬しか見れません。動体視力を使って見るようなかんじ。

 昨日、その喚起塔がなにか違う…と気がつき、帰りも「やはり」と。

 一瞬の目視しか出来ませんがやはり「きれいになっている」と確信。

 若かりしころ、GL(グランドライン)から54mあるテッペンまでヘルメットをかぶり安全帯つけてタラップを登り、そこから東京湾を一望、くらくらとしながら調査したことを思い出しました。だって周りは海、真下は時速100kmの車がびゅんびゅんと走っているんですもの。

 テッペンはとっても大きな換気扇が6つあり、トンネルを抜ける車の排気ガスをバンバン出していました。調査に没頭していた私の顔は排気ガスで真っ黒となり、会社に戻ると「多田さん、顔真っ黒ですよ」と男子後輩に言われ「え!私この顔で山手線そして新宿駅を歩き、京王線に乗ったのだけど…」と。嫁入り後でよかったことよ。

 いろいろな苦労があった現場だったのだけど、その時様々な分野からアドバイスしてくださった上司や仲間、構造設計の方、クレーンの絵を見事にCADで描いてくれた後輩、そして古い青焼きの図面から階段の図面を描くのに一緒悩んでしっかりと書き上げてくれたCAD入力の女性。その他いろいろな方のお力を頂いて、報告書・設計図書ができたのです。

 みんなの力で出来たプランが約10年後に実行されていたことを、一瞬だけどこの目で確かめることが出来てとっても嬉しかった。ありがたいことである。こうして少しずつでも街が美しくなっていくことは嬉しい。

 当時は排気ガスの規制もなく、今考えると汚れるのは当然ですね~。今テッペンまで登っても当時のように顔は黒くならないんだろうな~。

 建物を美しく保つひとつ大切な要素には、出てくる汚れを少なくすることでもあるのだと、

 都会の喧騒の中の空気と対照的な那須の美しい空気に触れ、ふと過去が過ぎったそんな一日なのでした。

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