22日の日曜日。午前中はお客様とお打ち合わせ。
海の近くでの打ち合わせなので(浜辺ではないけど)なぜか気分は上昇。「場」は大切。
さて、話しは変わって、お休みの日はお弁当づくりも休みたいところ。しかし息子が野球部に入部してから、部活に出かける時間通常より早い。6時には出かける。
しかも「お弁当づくりには休みがないから」などとと言う。いつも早く起きればいいのだけどね^^
つまり私にとって日曜日には「ぼーっ」とする時間が必要となった。「瞑想している」とカッコよくいきたいところだが、修行が足りない身なのと、すぐに想像力を働かせていろいろな「なぞとき」を行ってしまうので、「ぼー」なのである。
ふと思い立って実家の母に電話すると、祖母の話になって。祖母は97歳。「ゆうこちゃんに会いたかー」と言っていたという。
もう祖母にも10年程会っていない。私も「会いたかー」と思う。
祖母の時代は小学校もきちんと行けなかった時代。私が小学生の時に「ゆうこちゃん、字ば教えちゃらんね(教えてくれないか)」と言われ、字を教えた記憶がある。
そして祖母の勤勉ぶりには目をみはるものがあり、次に会った時には気になる新聞記事を切り抜いていて、いろいろな言葉の意味などを教えちゃらんねと。
人間の意欲ってすごいな~、と祖母の進歩ぶりに小学生ながらに感心したのもはっきりと覚えている。
最後に会ったのはモツ鍋をご馳走してもらった時。以前は「かしわごはん」(関東ではとりめしと言うのかな?)が好きな私のためにいつも用意してくれていたのだけど、「もうつくりきらんごとなったけん」(つくることができなくなったから)と。
当時はおばあちゃんだから大変になったのかな、くらいにしか思っていなかったのだけど今じっくりと考えると、「かしわ」自体がなくなったのもあったのだろうとそう思う。
鶏肉も近くで走り回っている鶏のありがたい貴重なお肉だったのだろうけど、祖母の家のまわりもいつしか造成され住宅地となってしまった時があって…
福岡では「かしわごはん」はなぜかうどんと一緒に食べるというなくてはならない味。
そんな祖母との思い出に「生きるということ」を学ばせてもらったようだ。有意義な休日(休日ではないのだけど)であった。
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