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2008/03/29

小休止

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 こころの中がざわざわしてくる時、「ああ、休めということか」と思い

すっぱりと休む。

 休むというより、「立ち止まる」といったニュアンスのほうが近い。

良質な意匠を生み出す時に必要なものは「心の静けさ」だと私は思う。

 芸術家は夜に活動し、酒を浴びるほど飲み、徹夜などして…という中世のイメージがそのまま根付いているけど、私の意匠が確立してきたのはこの全く逆の生活を始めてからかもしれない。

 朝はすぱっと起きて軽い朝食を食べ、掃除をして、語学や書道を学習し、午前の仕事に入る。昼食はさらに軽めに、午後の仕事を行う。そして夕食も自分の手で作った野菜中心の食事を家族と共にゆっくりと食べ、ゆっくりと入浴し、セルフボディメイクを小一時間、9時か10時には寝る。農家のような生活。

 ゆったりとした呼吸できちんとした姿勢で、古い建築の設計図などを参考に読んでいると粋なところがぽっかりと光り輝いて見える。先人の残した智恵に触れる時、背中がぞくっとする。

 決して奇抜ではないのだけど、「ううっ、粋だねぇ」というあの感じ。清少納言になった気分でスパッとね。

 今、四十数年前に建築家が設計した建物の改修の設計しているのだけど、現場調査に行くとこの「粋なもの」が随所に見え隠れして「いとおかし」なのである。

 私が設計した建物も数十年後こうして「いとおかし」といわれるように日々研鑽しなくては!と立ち止まって改めて感じたのである。

 なんだか空回りしているな~と思う時、「小休止」オススメです。

 

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