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2007/12/18

恐怖の中の大きな感動

P1012211

 ここは洗面脱衣、そして浴室。

これからタイル貼りが行われる。

この状態の空間を見たとき

私の脳裏にある暗がりの映像と

こころには懐かい感情が溢れた。

 

    

 それは、母の実家にあった三和土(たたき)の空間に

でんとかまえる五右衛門風呂。

私にとってその五右衛門風呂はとても威圧的だった。

照明も今のように明るくなく

そのころ少女であった私にとっては

まさに恐怖体験だった。

 今では風呂場は癒しやリラックスが主な目的。

五右衛門風呂だとリラックスどころではない

緊張と恐怖の連続。

 あの浮かんでいる板の底はずっと地球のマグマまで

続いているのではないかと私はいつも考えていた。

 そうだったら、とても合理的なおふろだ…

     

 大人になった今、またあの五右衛門風呂に入ってみたいと思う。

なにせ、お風呂の脇には山から流れてくる小川の

さらさらと小気味良い音があり

さらに高窓から切り取られた景色は

満天の星空だった記憶があるから。

 マグマを想像していても、身を縮めていても

とっても美しい風景には感動するものである。

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日本人の感性」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。うふふ。面白い事を考えているのですね。
五右衛門風呂、確かに全くリラックスはしないでしょうね。入った事がないのですがそのカタチを似せたものが温泉にありましたよ。
マグマ、、、はなかったのですが(笑)でも質感も深さもやはり「どぽん」って感じでしたね。

文化が変わり便利になった分、感動が無くなる事は沢山あるように思います。
目的も変化し、身体を清めることから日常の疲れを取り、
清潔に保つ事……どちらがどうとは言えないし、私も正直、清潔が良いもの(笑)
いっそ、建築的に熱電力が低く、空が見えるお風呂空間なんていいのでしょうね。
でもきっと高価なのね〜。。。

投稿: ねね | 2007/12/19 20:14

季節限定女将なねねさん、いらっしゃいませ。

昔から想像力は人一倍でいつも「ぼーっとしている女の子」でした。
ある意味この仕事にありつけてよかったと(笑)

日常に感動はたくさんころがっているのですが、今のこの時代のはやさでは自分も含め気がつかないことが多いようですね~。
ねねさんのお写真を拝見していてもたくさんの気付きをいただきますもの。
気付かなかった…もったいなーい!と思ってしまいます。
ふぅ~、文化も二極化しているのかしら?

この写真の浴室も窓から夜空&コブシの大木が見えるのです。お風呂は真っ白の意匠。コブシの花も白。素敵でしょ!(想像してお読みくださいませ^^)

素敵なお風呂は安価でも工夫次第です!
窓のある浴室はやはり心地よいですよ。

投稿: あくあまりん | 2007/12/20 13:27

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