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2007/11/12

垣間見る文化

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 垣間見る文化、日本の文化。

 言葉の使い方や着物などのファッションにも根付いているけれど、建築ではおそらく大半の人々が気づいていないよう。しかし心の奥底や細胞には一番深く根付いていると思う。だから皆、京都や鎌倉に旅行に行くのではないかと。

 この文化は日本人としての品格や感性に通じるのではないかと思うことが多い。

 建築でいえば御簾や障子、屏風など。日本の建具の文化はため息が出るほど素晴らしい。

 現在は自分の家の建具を気にする人はほとんどいないのではないかと思う。それは環境が変わったのだから仕方ない。ほとんどのものが既製品でどこにでもあるようなものが多いし建具のことなど気にしている時間もない。

 しかし、丹念に作られた美しい建具は違う。たとえは変であるけれど「ドラえもんのどこでもドア」のように自分の予想以上な何か特別な空間が向こうにあるようにさえ感じる。それは日本の文化である垣間見る心をくすぐられるからではないかと。

 美しい風呂敷に包まれた贈り物は心も一緒に包まれている、そしてはらりと中身が見えた時のドキッとした感じはちょっとラッピングのものを空けたときの感じとは違う。建具の場合、その一枚が空間に主人の心を添えそしてふと生活の匂いを垣間見るのである。

 建具を開けたときに見える美しい風景に心を惹かれ、その感情を歌に詠む。贅沢とはそういう時間と空間なのではないかと心の中でそうつぶやく今日この頃。なかなか難しいのだけど…^^

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