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2007/04/07

媚びないという力強さ

Ts350463_1

鎌倉・逗子ハイランドにとても面白い作品がこれから出来ます。

漆喰と銅版の家。

現在の住宅の傾向、それはなるべくメンテナンスがかからないものやお掃除がラクなもの。悲しいことに「住宅に向き合う」ことをしなくなる材料が選ばれることが多くなっています。

しかし、この住宅はひとつもそれを行っていません。

住宅に正面から向き合った作品。

「住むこと」への価値観に対する議論(夫は問答という)を重ねた作品。まるで古代哲学者のように。歩きながら、食事をしながら・・・議論する。

なぜそのデザインなのか、なぜその材料を使うのか。そして何のために作られるのか。

なんとなく、やひらめきだけで終わらない自分との問答そして自分の自信や責任感との戦い。

そしてなんといっても・・・誰にも媚ていない。

媚びないことってとても強くないと出来ないと思っています。そのためには自分を高めていく作業、つまり常に様々な角度で勉強し、自分を確立していくことのように思います。まずは「無知の知」が来て、そして失敗して恥をかくけどまた立ち上がる。さらに立ち上がるときに一円でもいいから拾うといったような精神だったり。最近あまり落ちていないけど。

この建て主さんへのプレゼンだけではなく、アトリエ内での検討、また自分の建築とはなんなのか、と本当に自分への挑戦のようなプロジェクトでした。

この作品を設計している間にものすごい量の本や資料を読み、かみ砕きました。歯が欠けてしまったりしたというエピソードもあったりして・・・かしわ(鶏肉)を食べていた時だけど。

これから工事に入ります。とっても楽しみだな~。

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