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2006/08/10

家系の人たちに囲まれて

私と気の合う人はなぜか「家系」の人が多い。(ラーメン屋ではない。)家系、つまり作家や写真家などで食べていく人達である。

私は「建築家」というにはまだおこがましい身分であるのだが、ちょっとこの辺を考えてみた。つまりどういう人が「家系」であるか。「自分がある人だ。」そして「他人と比較しない人。」「新しいものにやたらと飛びつかない人。」・・・どちらかと言うと古いものが好きな人が多い。

皆それぞれのこだわりが強く、そのこだわりや存在自体をとても大切にしているからいわゆる「前向きでへこたれない人」が多い。そして私はそんな人たちと繋がっていることがとても大切に思える。

学生のころ、瀟洒な喫茶店でアルバイトをしていたことがある。スペインのタイルで出来たアナグラのような喫茶店。そこにはいわゆる「文化人」という人たちが常連さんであった。私はカウンター越しにそのお客さんの好みのコーヒーをサイフォンでコトコトと入れながら芸術や経済の話を聞き入る。その空間と時間が大好きであった。

建築学科の学生だったせいか話しかけられることも多く、芸術三昧であった。ドイツからの留学生がアルバイトで入り、いろいろな建築家や建築物の話をあやしい英語(私のほうが・・・)で会話した。

彼女とガウディ展を見に行った記憶は鮮明だ。帰りの電車では辞書を片手に専門用語と戦いながら感想を語り合った。彼女は建築学科ではなく文学部だったのだが、自国や他国の歴史や芸術はかなりくわしいところまで話ができる。建築学科以外の人が近代建築の巨匠の名や作品を連ねることにその時驚愕し、はてさて日本人はここまで話ができるだろうか・・・とかなりまたまた深く考えてしまった。

今ではこういった芸術を語る場所が少なくなってきているような気がする。久しぶりに会い、家系の人と接していると楽しくて時間を忘れるくらいに話込んでしまう。家系の人生は深いしおそろしく哲学的なのである。そんな人たちが私は大好きである。いつかそういった人たちが集える場所を設計してみたい。もちろんサイフォンで入れたおいしいコーヒーは欠かせない。

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コメント

アクア・マリンさん
こんばんは!
ブログにコメントをくださって、ありがとうございました^^

「家系」の方達は、その個性が魅力的でステキな人が多いですよね~
年齢を重ねてくると、その個性は「生き方」でもありますよね!
弱い所がたくさんの私にとって、
その迷いのない強さは羨ましく、あこがれでもあります~(*'▽'*)ゞ

投稿: 真優生 | 2006/08/11 22:14

真優生さん、こんにちは。
こちらこそコメントありがとうございます。

個性が「生き方」に。
いいお言葉ですね。

確かに皆さんとても個性的な「生き方」をされていらっしゃいます。
時々????と思うこともありますが、すべてが一貫しているので「すごいな」と感心します。

真優生さんも素晴らしい個性をお持ちだと思います。ぜひ個性的な生き方をご一緒に歩みましょう^^/

投稿: アクア・マリン | 2006/08/12 08:53

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